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ブックマーク / www.nippon.com (6)

  • プーチンが最も恐れているもの

    米国のインターネットサイトThe Journal of Democracy に2022年2月22日に公開された標記の論文(原題はWhat Putin Fears Most)を翻訳し、日語版読者の皆さんにお届けする。 ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。ロシアのプーチン大統領は皆さんに、侵攻はNATO(北大西洋条約機構)のせいであると信じてもらいたいと考えている。動員された19万人に上るロシア兵や海兵ではなく、NATOの東方拡大がこの危機の主因であるとしばしば(この侵略が始まった際のロシア国民に向けた演説を含めて)主張してきた。 「ウクライナ危機は西側諸国の過ちにより引き起こされた」と主張する米国の政治学者ジョン・ミアシャイマーの2014年の『フォーリン・アフェアーズ』の挑発的な論考以来、NATO拡大に対するロシアの反動という物語がウクライナでこれまで継続してきた戦争を説明するための(正

    プーチンが最も恐れているもの
  • 先細る日本皇室の行方

    高円宮家の次女典子さまが婚約され、今秋にも挙式が行われる。明るいニュースがある一方、皇室の人数は減るばかり。“危機”を回避する手立ては依然見通せないままだ。 30年後の皇室は5人に? 明仁天皇のいとこ、故高円宮の次女典子女王(25歳)が5月下旬、出雲大社宮司の長男(40歳)と婚約した。秋に予定通り結婚すれば皇室典範に従って皇族ではなくなる。婚約内定の発表から12日後には、高円宮の兄桂宮(66歳)が亡くなった。桂宮と高円宮の長兄、寛仁親王が死去したのは2年前。父や父方の祖父に天皇がいる男系男子しか皇位を継ぐことができない日皇室は、寿命と女性皇族の結婚で人数が減る一方の危機にある。 典子女王が結婚すると、皇室の構成は明仁天皇を含め20人になる。このうち皇位継承資格があるのは5人。①皇太子(明仁天皇の長男、54歳)、②秋篠宮(次男、48歳)、③悠仁親王(明仁の孫、秋篠宮の長男、7歳)、④常陸

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  • 「獺祭(だっさい)」で日本酒の活路を開いた「山口の小さな酒蔵」——旭酒造

    錦帯橋で名高い山口県・岩国市街から車を西に走らせること約30分。草深く小川の流れる山あいに国内外から喝采を浴びる純米大吟醸酒「獺祭」(だっさい)のふるさとがあった。造っているのは「山口の山奥の小さな酒蔵」を名乗る旭酒造だ。 衰退業界で一人気を吐く「国酒」である日酒の販売(消費)数量が減り始めて久しい。1975年の167万5000klをピークに2010年には58万9000klにまで減少した。35年間でほぼ3分の1に激減した。若者のアルコール離れなどが要因だ。かつて全国に3000以上あった酒蔵も今や約1500に半減する衰退ぶり。 獺祭おためしセット こうした衰退ムードの中で一人気を吐く酒蔵がある。それが旭酒造(山口県岩国市周東町獺越、桜井博志社長)だ。200年以上の伝統を持つ普通酒「旭富士」を捨て、苦闘の末に造った純米大吟醸酒「獺祭」を引っ提げて1990年に東京進出。92年には、今や看板商品

    「獺祭(だっさい)」で日本酒の活路を開いた「山口の小さな酒蔵」——旭酒造
    minamishinji
    minamishinji 2014/06/12
    かっこいい。
  • 日本外交戦略にとってのモンゴルを再評価する

    「モンゴル3横綱時代」で、一段と親しみを増したモンゴル国。最近では北朝鮮による日人拉致問題で北朝鮮との仲裁役を務め、外交舞台でも注目されている。歴史的視点から日蒙関係を再考する。 大国のパワーポリティクスのはざまで 日人にとって、モンゴルの出現はなにかしらいつも唐突である。13世紀の元寇もそうだったが、モンゴル出身力士が出現した時や、北朝鮮による日人拉致問題をめぐりモンゴルが日朝の仲裁役を務めたことが報道された時も、唐突な感じを受けた日人は多かったと思われる。だからこそ、日外交におけるモンゴルの価値を「改めて評価」しようとする向きがあるのだろう。しかしこの問題を理解するためには、実は「日にとってのモンゴルの価値」よりも、「モンゴルにとっての日の価値」を考える方が近道なのである。 どのような国にとっても、国家の安全保障は死活的な問題である。それはモンゴル国にとっても同様である。

    日本外交戦略にとってのモンゴルを再評価する
    minamishinji
    minamishinji 2014/05/27
    モンゴルの歴史も知ることは大切そうだ。日々学び。
  • 【Photos】出雲大社--神々と出会う場所

    出雲は、日の国づくりが始まったとされる古事記の時代から、日人にとって“聖地”であり続けている。なぜ、八百万(やおよろず)の神はこの地を選んだのだろうか。中野晴生が切り取った写真からその答えが見えてくる。 「日の尊称は『神国』、その中心で最も清浄の地は出雲である」 1890年に来日したギリシャ生まれのイギリス人、ラフカディオ・ハーンは『日瞥見記(べっけんき)』の中でそう記した。彼は、「出雲大社」の近くに居を構え、この土地を「神々とともに生きる人々が暮らす処」と言い表し、後に日に帰化して小泉八雲と名乗った。日の伝統文化をこよなく愛し、数々の著書を残している。 私自身も、幾度となく出雲大社を訪ねてきたが、出雲大社を包む清々しい大気の中に、いつも特別な“気配”を感じる。朝、昼、夜、そして春夏秋冬。撮影を重ねるたびに風景は変化するが、そうした自然の姿に偉大なる生命「神」を見出しているのか

    【Photos】出雲大社--神々と出会う場所
  • 中国は、今まさに『知日』の時代

    月刊誌『知日』が中国で売れている。企画したのは日中両文壇で活躍する中国人の毛丹青(マオ・タンチン)教授だ。愛車ポルシェで日中各地を旅して回る毛教授は、おしゃれで、情熱的で、何よりも人の心をつかんで離さない。 毛 丹青 MAO Danqing 作家。神戸国際大学教授。1962年、中国・北京生まれ。中国社会科学院哲学研究所助手を経て、三重大学に留学。商社勤務などを経て執筆活動に。2011年日文化を紹介する雑誌『知日』を中国で創刊し、5年間で300万部を売る。2016年3月、在日留学生が描いた日の姿をまとめた雑誌『在日』を創刊。村上春樹作品やドラえもんの翻訳も手がける。著書に『にっぽん虫の眼紀行』(法蔵館/1998年・文春文庫/2001年)などがある。 毛丹青教授は「日をそのまま表現すること」がひとつの使命だと公言してはばからないが、中国国内でも中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」の

    中国は、今まさに『知日』の時代
    minamishinji
    minamishinji 2013/07/25
    中国は、日本を知りたがっている? そうなんだ~
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