未来は大幅に議席を減らした。前回民主で当選した後、小沢一郎氏(70)とともに党を渡り歩いた「小沢チルドレン」は、相次いで小選挙区で落選した。 野田佳彦首相(55)のおひざ元、千葉4区。現職首相への対立候補として差し向けられた前職の三宅雪子氏(47)が落選した。民主から出た前回は群馬4区で福田康夫元首相に挑み、比例で復活当選した。小沢氏の要請で国替えが決まったのは衆院解散当日だった。ほとんど縁のない土地で、船橋駅前での最初の街頭演説には渋滞で予定より30分遅れた。 落選に「野田総理を倒すという期待に応えられず、申し訳ありません」と頭を下げたが、陣営は「やはり時間が足りなかった」。 福島2区の前職、太田和美氏(33)は自民元職に敗れた。母と祖父母が福島出身という縁で、前回衆院選で千葉7区から国替え。だが、前回のような組織の支援が得られなかった。「福島の復興に尽くす思いは変わらない。今後も福島か