集英社は13日までに、同社刊行の漫画を原作とするアニメ作品についても、来年3月の東京国際アニメフェアへの出展を見合わせるよう、制作会社などに要請した。(サンケイスポーツ) 過激な性行為を描いた漫画やアニメの青少年への販売を規制する都青少年健全育成条例の改正案を同日、東京都議会総務委員会が可決したことへの抗議の一環。同社や講談社、角川書店など漫画を刊行する主要出版社で構成する「コミック10社会」はこれまで、同アニメフェアへの参加拒否を表明している。集英社は「ONE PIECE(ワンピース)」「NARUTO(ナルト)」など、人気が高いアニメの原作を多く抱えており、波紋が広がりそうだ。 改正案は、強姦など刑罰法規に触れるか、近親者同士の性行為を「不当に賛美・誇張」して描いた漫画やアニメを18歳未満の青少年に販売、閲覧させないよう業界に自主規制を求め、悪質な作品は青少年への販売を禁止する「不健全図