最近、「斜陽化する貿易立国日本 経常収支3年連続黒字縮小へ」というニュースがありました。 貿易・サービス収支は、12兆2349億円の赤字と赤字幅が拡大したため、2013年の日本の経常収支は、3兆3061億円で3年連続の黒字縮小となりました。 このまま、日本が経常赤字に転落する可能性はあるのでしょうか? また、そのとき何が問題になるのでしょうか? ここではそのことについて考えたいと思います。 経常赤字の何が問題なのか? 主要国の経常収支の対GDP比は次のようになっています: これを見て分かるように、経常赤字国は珍しいことではありません。しかし、基軸通貨国でない日本が。GDPの2%を超える経常赤字を維持するのは難しいように思えます。 経常赤字国になるとISバランス式:、 国民貯蓄=(投資−固定資本減耗)+経常収支 から、国民貯蓄を増やすか、海外から投資を呼び込むかしないと、投資が