熊本地震の影響により熊本市にあるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)センターが稼働停止したり一部業務を他センターに頼っている。4月14日の地震発生翌日の15日は稼働していたが、16日未明の本震の影響が大きかった(関連記事:熊本地震、大手ITベンダーへの影響は軽微)。 トランスコスモスは2016年4月17日、熊本市中央区にある1300人規模のBPOセンターの稼働を停止していると発表した。従業員は全員無事だが、本震により設備が損傷し、余震の懸念もあり停止したという。「地震対策を施していたが、PCや複合機が机上から落下したり、キャビネットが倒壊したりした」(広報)。 BPOの受託業務については、熊本センターの主要スタッフを一時的に他センターに異動させて継続させたり、発注先企業に出向いて継続させたりしているという。「100%稼働すべく最大限努力している」(同)。トランスコスモスは4月25