読者の方から教えいていただいたので、最新の被曝と健康の論文をご紹介します。 この研究は広島長崎で被曝した人8万6千人あまりの方を対象として行われていて、被曝量は高い線量から1ミリシーベルト以下の微量な被曝をした人も対象になっています。 そしてこの論文の中心的な結論は、 1)広島長崎の被曝でガンがかなり多いこと、 2)低い線量の被曝でも発がんが見られること(低線量被曝は危険)、 3)被曝量とガンの発生はほぼ比例すること(私はあまり用語が適当ではないと考えて使いませんが、いわゆる「直線仮説」が成り立っているということです)、 4)いわゆる閾値(これ以下は大丈夫という被曝量)という限度はなく、強いて言えば0ミリシーベルトであること、 などです。 「被曝したら被曝量に比例してガンが増える」という論文はこれだけではありませんが、「1年100ミリシーベルト以下の被曝で、ガンが増えるなど