川口市西川口の空き地で17日、茎が太く、1本に複数の花がまとまって咲いている巨大なタンポポ数本を、さいたま市浦和区の会社員鈴木延孝さん(57)が発見した=写真、鈴木さん提供=。 鈴木さんによると、茎は太さ約2センチ以上で、周囲のタンポポに比べてかなり大きい。 県花と緑の振興センターの大熊洋一副所長によると、何本もの茎が融合して、1本の帯状に平たい茎になり、複数の花を付ける「帯化」現象とみられる。 栄養過剰などが原因といわれている。大熊副所長は「帯化はヤマユリやタンポポなどでよくある現象だが、ここまで大きいタンポポは珍しいのではないか」と話す。