構想に10年・撮影に4年、撮影されたフィルムの長さは26万6000メートル、時間にすると469時間36分、そんな膨大なフィルムからわずか1時間30分に映像を集約したのが映画「オーシャンズ」です。世界50か所で100種類以上の海洋生物たちの決定的瞬間をハイビジョン映像に納めたネイチャー・ドキュメント映画となっており、第75回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー部門にもノミネートされています。 2010年1月22日から公開されてるこの映画の撮影のためにさまざまな特殊カメラが開発されており、単純に美麗な映像を見ているだけでもすごいのですが、その舞台裏もかなりすごいことになっています。 「オーシャンズ」は海洋生物たちの生態を”知る”のではなく”感じる”映画で、生命の美しさだけではなく、温暖化によって傷ついていく海の姿も描いた作品です。文部科学省の選定作品であり、社会法人日本動物園水族館協会の推薦を受
![魚雷型カメラ「ジョナス」「シメオン」などを駆使して美麗な海の生物の姿を記録した映画「オーシャンズ」、その知られざる舞台裏いろいろ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/29cca9f90a255460c4c6f7feccd28631dd40cf8c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi.gzn.jp%2Fimg%2F2010%2F02%2F03%2Foceans%2Ftop.jpg)