7人が死亡した白菜の浅漬けを原因とする腸管出血性大腸菌O(オー)157の集団食中毒で、東京都、山形県、川崎市の3人が浅漬けを食べて食中毒を発症したことが28日、わかった。 3人からはO157が検出された。一連の食中毒で、北海道外在住の患者が確認されたのは初めて。ほかに、札幌市の飲食店で浅漬けを食べるなどして道内の12人が感染していたこともわかり、28日正午現在、発症者は133人となった。 札幌市保健所の発表では、発症が確認された道外の3人は、東京都の60歳代女性と山形県の10歳未満の女児、川崎市の20歳代女性。 60歳代女性と女児は、8月2日に札幌市のホテルを宿泊利用し、バイキング料理で浅漬けを食べたとみられる。2人は6日から腹痛や血便を訴えたが、快方に向かっている。川崎市の女性は苫小牧市のゴルフ場で1日に浅漬けを食べて5日に発症、8日から入院中という。