宇治市、不手際を陳謝 豪雨の影響で一時孤立状態になった宇治市炭山地区などで起きた集団食中毒。保健所は19日、市が支援物資のおにぎりを炎天下の野外に約2時間置くなどして食中毒菌が繁殖したと指摘。久保田勇市長は不手際を認めて陳謝した。 市災害対策本部によると、市は15日午前9時半ごろ、おにぎり322食分を製造業者から受け取った。市の施設で常温で保管した後、ヘリコプターに載せるため、車で同市広野町のグラウンドに運んだ。同10時40分にグラウンドに着いた。 ところが、同11時10分発と同40分発のヘリには載せることができず、おにぎりは車の中に置いたままになった。午後0時10分ごろに車から降ろしたが、にわか雨があり、グラウンドにブルーシートをかぶせて置いた。おにぎりを載せたヘリが炭山地区に飛び立ったのは午後1時55分。当時、市内の気温は30度を超えていた。 炭山地区に運ばれたおにぎりは住民に