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二年ほど前に、「エゴサーチ: 富岡日記とSF業界の後編」というエントリーを書いた。 cruel.hatenablog.com さて、これは実は、もっと長いモノを書いていたんだけれど、それを査読してもらった人に、こんなものを公開してもだれも喜ばないと言われて、ひっこめて短縮版をブログに乗せておいたのだった。それに、どうせこれを読んでもあまりわかる人もいるまいと思ったこともある。 でも最近、藤田直也という評論家が、SF作家クラブの腐敗を告発するとかいうことをツイッターで言い始めつつ、急に腰砕けになる醜態を見せた。 togetter.com その周辺のいろんな発言とかを見ているうちに、少しはこんな文も意味があるかと思うようになった。 さて、この藤田直也の一連の発言というのは、自分の個人的な恨みやら保身やらを、いかにも公共的な告発であるかのように見せかけて投げ散らすというどうしようもない代物だ。自
藤田直哉さんのツイッター発言と、そこからおこなわれたやりとりのまとめを読んだ。このTogetterというのは、ツイッターアカウントを持つ人が自分や他者の発言を自由にまとめられる機能のようだ。まとめる動機は、おそらく「純粋に楽しいから」「誰かをつるし上げて嘲笑したい」「自分の意見を広く訴えたい」といったものだと思う。 このまとめ機能の是非については後で書くとして、藤田さんは私が2015年11月15-16日に書いたブログ記事(削除済み)に刺激を受けて持論を展開なさったようだ。だから私もいろいろと思うところはあった。 Togetterの関連記事 ・「SF作家クラブではいじめが横行し足抜けが許されない」それは事実? http://togetter.com/li/902968 ・日本SF作家クラブの腐敗と不正に関する私的見解 http://togetter.com/li/907958 私は以前に日本
Tokyo Biblio @TokyoBiblio 昨日のSFビブリオバトルin神田古本まつり、大変賑わいました!SF作家の山本弘先生もビブリオバトルに参戦。トークでは著者『BISビブリオバトル部』に登場した本をご披露していただきました!! pic.twitter.com/BOpxo1cQHV ばなな @booksbanana 本日のSFビブリオバトルin神田古本まつり発表本、えんじさんは『MEAD GUNDAM』、中島はるなさんはロバート・F・ヤング『時が新しかったころ』u-kiさんは秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』、岡野晋弥さんは丸川トモヒロ『成恵の世界』山本弘さんは新井素子『ひとめあなたに…』。
第1章 ひとはSF・ファンタジーに何を求めるか――作品の売上と評価が必ずしも一致しないのはなぜなのか? 『エンタメSF・ファンタジーの現在」第1章 ふたつのタイプの作品があります。 ひとつは、そのジャンルのファンに高く評価されるSF・ファンタジーあるいはホラー作品(“ジャンルSF”“ジャンルファンタジー”“ジャンルホラー”)。 ふたつは、そのジャンルの熱心な読者(たとえばSFファン)からは積極的な支持はされないかもしれないけれど、ヒットするSFやファンタジー、ホラー作品(“エンタメSF”“エンタメファンタジー”“エンタメホラー”)。 ふたつめのほうに興味があるひとのために、この文章はあります。 ※なおタイトルは「エンタメSF・ファンタジーの現在」ですがホラーも多少扱います。タイトルに入っていないのは語呂の問題と、扱う分量がSFやファンタジーに比べると少ないからです。 本書では、2010年な
藤崎竜が田中芳樹の「銀河英雄伝説」を独自の視点でマンガ化、YJで連載 2015年9月29日 0:00 8539 714 コミックナタリー編集部 × 8539 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 4560 1689 1505 シェア
ヒューゴー賞(Hugo Awards)は、世界中のSFファンが注目するSF、ファンタジー、ホラージャンルの重要な賞である。 受賞作は世界SF大会(ワールドコン, World Science Fiction Convention)に登録したファンの投票で決まり、大会の間に開催される授賞式で発表される。気取った文芸賞とは異なり、批評家ではなくファンが決める賞なので、必ずといって良いほど面白く、ベストセラーにもなる。そういった点で、とても信頼性がある賞だった。……少なくともこれまでは。 ところが、このヒューゴー賞が社会政治的なバトルグラウンドになってしまったのだ。 アメリカのSF作家のなかには、最近のヒューゴー賞は「マイノリティの人種、女性、同性愛者への公正さを重んじるリベラルな政治性を優先して選ばれている」、「文芸的な作品が重視され、娯楽的なSFが無視されている」といった不満を持つ者がいる。そ
2015年07月31日17:58 by 東京創元社 宮澤伊織「SFのSは小文字のs」【第6回創元SF短編賞受賞記念エッセイ】 カテゴリSF 宮澤伊織 iori MIYAZAWA 新人賞を経由せずにぬるっとデビューした自分は、これまで賞というものに縁がなかった。 デビュー前にも長編と短編を何本か書いてはいたが、デビュー作はそのいずれでもない。ライトノベルの作法を実地で勉強しながら書いて、ありがたいことに数冊の本を上梓する機会に恵まれた。 しかし、今回賞をいただいた「神々の歩法」は、そのデビュー前に書いた中の一つ、およそ12年前の作品が原型になっている。そのためこの短編には、当時の自分の興味や関心がいくつも顔をのぞかせている。デビュー作でもないのに、デビュー作より「若い」部分が多々あるのだ。 まず、文体がライトノベルではない。翻訳小説で育った身ゆえ、どうしても翻訳調で書いてしまいがちなのだが、
今年のSF作品は、ハヤカワ以外からの意外な掘り出し物が多くありました。 電撃大賞受賞作の『ひとつ海のパラスアテナ』は海洋SF+百合という組み合わせで好評を博しました。2巻以降は(主に百合方面で)パワーダウンしたという批判もありますが、電撃SFの新たな旗手として活躍する予感があります。野崎まど待望の新作『独創短編シリーズ 野粼まど劇場(笑)』では、タイポグラフィを駆使した短編に加え、なろうブームを皮肉った短編「お医者さんになろう」も。 ガガガ文庫の『あの夏、最後に見た打ち上げ花火は』は、ファミ通文庫から出ていそうなジュブナイル恋愛に時間SFの要素を振りかけた佳作。角川スニーカーからは、kindleで先行連載されていた『テスタメントシュピーゲル2』の書籍版が5年ぶりに発売されました。 キャラノベ/ソフトカバーラノベでは、『マレ・サカチのたったひとつの贈物』『螺旋時空のラビリンス』などの意欲作が
山本弘 『BIS ビブリオバトル部』 @hirorin0015 @hirorin0015 ケン・リュウ『紙の動物園』(早川書房)を読んだ。中国出身でアメリカ在住のSF作家の短篇集である。 帯によれば、「日本経済新聞掲載書評にて★5つを獲得!」「異文化の中で生きる孤独と親子の情愛に胸を衝かれる傑作(読売新聞書評)」 とある。 2015-07-13 09:48:05 山本弘 『BIS ビブリオバトル部』 @hirorin0015 @hirorin0015 訳者あとがきによれば、表題作「紙の動物園」は、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、世界幻想文学大賞の短編部門を受賞、日本でも星雲賞海外短編部門、SFマガジン読者賞海外部門を受賞。スペインでもイグナトゥス賞海外短編部門を受賞しているという。 2015-07-13 09:48:46
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作品の中身より受賞歴が前面に出てくるのがイヤなので、普段あまり賞関連の話はしないのだけど、今年のヒューゴー賞についてはやはり触れておかないといけないと思い、遅まきながら概要をまとめてみた。こんなに真面目にヒューゴー賞の情報を追ったのは初めてかもしれない。 何が起こったか 今年のヒューゴ—賞の候補作投票で「サッド・パピーズ」「ラビッド・パピーズ」と称する2つの集団による組織票が多数の部門にわたって行われ、大部分が実際にノミネートされた。 小説4部門に限ってみても、長篇部門では5作中2作*1、ノヴェラ部門で5作中5作、ノヴェレット部門で5作中4作、ショートストーリー部門で5作中5作*2と両パピーズの推薦作が多く含まれている。 その他にも、映像部門、編集者部門、ファンジン部門……と影響は多岐にわたる。組織票の対象となった作品の一覧はこのサイトでまとめられている。 経緯 今回の組織票の首謀者は「サ
藤井 『Gene Mapper』のセルフパブリッシングでデビューした藤井太洋です。「Gene Mapper」を出版したのは2012年の7月でして、まだ丸3年も経っていない若手作家です。 光栄なことに、長編2作目の「オービタル・クラウド」で日本SF大賞を受賞することになりまして、大変うれしく思っております。どうぞよろしく。 長谷 長谷敏司です。デビューは2001年12月で、2009年ぐらいからSFの仕事をするようになりました。いまはライトノベルとSFで二足のわらじを履いています。本日はよろしくお願いします。 藤井 長谷さんは作家デビュー後、すぐに専業作家になられたんですか? 長谷 もともと病気持ちだったこともあって、職に就いてなかったので、デビュー後はそのまま専業作家になりました。 1作1作自分のできることを広げていこうと考えながら書いてはいるんですけど、藤井さんみたいに1作ごとに読者層を広
これから人気となりそうな作品の魅力にいち早く迫るインタビューシリーズ。今回は、1つのプロジェクトの下に集った作家と複数のイラストレーターによって生み出された骨太のサイエンスフィクション『FEATHER ~世界は、ひとつじゃない。』の著者、七村謙氏に聞いた。 出版――昨今のセルフパブリッシングサービスの台頭などでその行為のハードルが大きく下がった現代。そんな中、eBook USERが思うのは、そんな時代のチャレンジとは何だろう、ということだ。 もちろん、出版すること自体の喜びは変わらず存在するのだろうが、そこをゴールとしない作家や作品というものがときに生まれてくる。 ここで紹介したいある作品は、チャレンジに満ちあふれている。単に作品を出版するだけでなく、自分たちが届けたいと思うものをどこまでも突き抜けた形で届けようとしている。しかもそれが大言壮語なものではなく、綿密に実践されていく様は、否が
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