新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、「5類」に移行してから1か月余りがすぎ、社会は以前のような日常を取り戻し始めています。 そんななか、茨城県内の小児医療の現場では、さまざまな感染症が同時にはやり、重症化する子どもたちが増えているところもあります。 危機感を募らせる医療の現場を取材しました。 (水戸放送局記者 藤田梨佳子) 【さまざまな感染症が同時流行】 水戸市にある県立こども病院は、子どもたちを専門に治療している医療機関です。 この病院の本山景一医師によると、入院する子どもたちのなかでは、新型コロナウイルスを含む、さまざまな感染症にかかっているケースが多くなっているということです。 (県立子ども病院本山景一医師) 「5類に移行してから、新型コロナウイルス、RSウイルスであるとか、夏風邪のエンテロウイルス、パラインフルエンザウイルスなど、非常に多くのウイルスが同時にはやっている状況