石棺で覆われたチェルノブイリ原子力発電所の4号炉(左)。チェルノブイリ立入禁止区域(CEZ)に位置するベラルーシの廃村ドロンキで、森のそばの道を歩くオオカミ(右)。Getty Images Europe/Reutersチェルノブイリのオオカミは、かなりの放射線にさらされているにもかかわらず、がんに対する抵抗力を高めているようだ。オオカミは、人間にとっての法定安全基準の6倍以上の放射線を浴びている。原発事故から40年近くが経ち、オオカミはがんになりにくい遺伝的性質を示すようになっている。ウクライナのチェルノブイリに生息するオオカミが、がんに対する抵抗力を身につけていることが、統合比較生物学会(Society for Integrative and Comparative Biology)での報告によって明らかになった。 1986年4月、当時ソビエト連邦の一部だったウクライナ北部のチェルノブイ
