その料理の数々は常に時代の変化を反映し、レシピの材料は番組が始まった当初は5人分の表示でしたが、核家族化が進み、1965年には4人分に、現在は2人分になっています。 番組が始まった1950年代の日本は4人に1人が栄養失調だとされた時代で、特に洋食への憧れが強く、最初に紹介されたレシピは、海の幸のかきを使った洋風のカレーライスでした。 1970年代にはオイルショックによる不況で献立の予算が「4人分500円」を目安に作られたほか、1980年代以降、女性の社会進出が進むと「時短レシピ」や「男の料理」シリーズなどの企画が評判を呼びました。