クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』が、3月29日(金)より全国公開、IMAX®、Dolby Cinema®、35 mmフィルムで同時公開中。この度、筆者は今作の驚愕の企画「3フォーマット制覇バスツアー」に参加してきた。 今回は筆者(ヨダセア)の参加レポートに合わせて、参加者アンケートからの声もいくつかピックアップし、3フォーマットの違いやイベントの感想をお伝えしていこうと思う。 【イベント概要】『オッペンハイマー』公開記念 3フォーマット制覇バスツアー ■日 時:4月13日(土) ■鑑賞スケジュール 9:00 丸の内ピカデリーに集合 9:30 Dolby Cinema®版 (丸の内ピカデリー) 14:15 35 mm版 (109シネマズプレミアム新宿) 19:00 IMAX®版 (グランドシネマサンシャイン池袋) 3フォーマット異なる魅力で飽きさせない 同じ映画、しかも
クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』が、2024年4月14日までに日本国内での累計興収が1,107,365,480円に到達したことがわかった。今年公開の洋画の中で、現時点で唯一の10億円突破作品となった。 第二次世界大戦下を舞台に、「原子爆弾の父」とされる科学者ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を描いた作品。その内容から日本での公開が危ぶまれ、ユニバーサル映画ながら日本配給は独立系のビターズ・エンドが買って出た。 本国アメリカでは2023年7月21日に公開されていた。現地では作品完成度の高さでたちまち評判となり、世界興収はマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Vol.3』を凌いで年間3位。実在の人物を描いた伝記映画としては過去最高の9.7億ドルを記録した。 賞レースでも高い注目を集め、第96回アカデミー賞では作品賞を含む最多7部門を受賞。2023年の批評と
アカデミー賞作品賞を受賞した『オッペンハイマー』のノーラン監督(前列右) Jack Bruber/USA TODAY NETWORK/REUTERS <芸術作品に賛否両輪はつきもので、いちいち「炎上」を気にしていたら芸術活動には参加できない> 今年のアカデミー賞授賞式が終わりました。日本や東アジアでは、主演女優賞を受賞したエマ・ストーンと、助演男優賞を受賞したロバート・ダウニー・ジュニアが、アジア系俳優を「無視」したように見えることから、ハリウッドやアメリカ社会に「アジア系差別がある」という取り上げ方がされています。 この問題に関しては、偶発的な行き違いであったように見えるストーンはともかく、ダウニー・ジュニアの場合は確かにお行儀が良いとは言えず、批判は免れないと思います。ですが、こうした事件を取り上げて、ハリウッドやアメリカで社会的なアジア系差別があるとか、自分も被害者だとして憤ったり、
今月11日、第96回アカデミー賞で作品賞や監督賞はじめ、最多7部門の受賞を果たした『オッペンハイマー』。 第二次世界大戦下で原子爆弾の開発を指揮したオッペンハイマーの生涯を描いた作品だ。クローズアップ現代では、世界的なヒットを生み出し続ける“ハリウッドの鬼才”クリスファー・ノーラン監督への単独インタビューを2年余りの交渉の末に実現した。 なぜ今、世界の姿を一変させた科学者に焦点を当てたのか。作品に込めた核兵器の脅威とは。 今月29日の日本公開(配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画)を前に、桑子真帆キャスターによるインタビューが実現。その全文を公開する。 (聞き手 桑子真帆キャスター) 監督初の試み 歴史上の人物オッペンハイマーを描いた理由 映画『オッペンハイマー』は、去年7月にアメリカで公開され、世界興収は10億ドルに迫るなど、実在の人物を描いた伝記映画として歴代1位を記録している。
1/23に発表された米アカデミー賞ノミネートでは、日本映画3本が入ったが、その中で最も注目を集めたのが『ゴジラ-1.0』だろう。視覚効果賞で日本映画として初めてノミネートを果たしたからだ。同作の山崎貴監督も直前に自身のXで思いを吐露していたように、ノミネートの行方はギリギリまでわからなかった。 アカデミー賞視覚効果賞は、昨年は『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が受賞。革新的な特殊効果に挑み、成功させた作品に与えられるもの。近年は進化したCGIテクノロジーが、その功績に寄与しているが、それ以前、アナログの時代からこの賞は存在していた。起源となったのは、1929年に行われた、第1回アカデミー賞。この時、作品賞に輝いた『つばさ』が同時に受賞したのが「技術効果賞」。第一次世界大戦に従軍したパイロットも動員した空中戦のシーンは今もなお語り継がれており、受賞にふさわしい。 その後、しばらく同賞の受
『オッペンハイマー』3月29日、日本公開決定 ─ アカデミー賞最多13部門ノミネート © Universal Pictures. All Rights Reserved. クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』の日本公開日が2024年3月29日(金)に正式決定した。 ノミネートが発表されたばかりの第96回アカデミー賞では、《作品賞》、《監督賞》、《主演男優賞》、《助演女優賞》、《助演男優賞》、《脚色賞》、《撮影賞》、《美術賞》、《編集賞》、《衣装デザイン賞》、《メイクアップ&ヘアスタイリング賞》、《作曲賞》、《音響賞》の最多13部門にノミネート。満を持しての日本公開日発表となった。 © Universal Pictures. All Rights Reserved. 日本公開日の3月29日は、『ゴーストバスターズ フローズン・サマー』(ソニー・ピクチャーズ)と同日。2週後の
「原爆の父」として知られる米国の科学者、オッペンハイマー。その生涯を描いた伝記映画『オッペンハイマー』が世界公開から数カ月遅れで2024年に日本で上映されることが決定した。同作は、広島・長崎への原爆投下による凄惨な被害状況を伝えるシーンが出てこないことや、米国人の原爆軽視が疑われる「バーベンハイマー」騒動などにより日本上映が見送られていた作品。原因となった騒動を振り返ってみると、米国人と日本人の間の圧倒的な価値観の違いが見えてくる。 (杉原 健治:フリーライター) 世界興行収入は1300億円超の大ヒット 2023年12月7日、映画配給会社のビターズ・エンドはクリストファー・ノーラン監督の映画『オッペンハイマー』を2024年に日本で公開することを発表した。ネット上では「もう観れないかもと諦めかけていたから嬉しい!」「『オッペンハイマー』見たさにアメリカ旅行を本気で考えてた。配給会社さんありが
2023年の7月に世界各国で公開され、北米では年間の興行収入ランキングで5位という大ヒットを記録した『オッペンハイマー』。来たるアカデミー賞に向けても、作品賞の本命のひとつとの評判だが、日本での劇場公開は待たされ続けていた。 1945年、広島と長崎に投下された原子爆弾。その開発に中心的に携わった物理学者、J・ロバート・オッペンハイマーを主人公にした映画とあって、日本で公開されるべきかどうかが論議の的になり、さらに同時期公開の『バービー』と併せて、「バーベンハイマー」という造語が作られ、原爆のイメージが軽々しく使われたことで炎上騒動にも発展。しかしようやく『オッペンハイマー』の日本での劇場公開が決まり、そのニュースも注目を集めた。 この日本公開の件について、『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督がコメントした。 12/20(日本時間)、『オッペンハイマー』のグローバル(世界向け)
ピューリッツァー賞受賞作「オッペンハイマー」(ハヤカワ文庫刊)を原作とし、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づき描いた本作は2023年7月の全米公開を皮切りに、世界興収10億ドルに迫る世界的大ヒットを記録。実在の人物を描いた伝記映画としては歴代1位となっている。また、第81回ゴールデングローブ賞にて作品賞(ドラマ部門)含む最多5部門を受賞、第96回アカデミー賞®では、クリストファー・ノーラン初の作品賞、監督賞ほか、主演男優賞(キリアン・マーフィー)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、撮影賞(ホイテ・ヴァン・ホイテマ)、編集賞(ジェニファー・レイム)、作曲賞(ルドウィグ・ゴランソン)の最多7部門受賞を果たした。 オッペンハイマー役を演じるのは、これまでも『インセプション』(10)などでクリストファー・ノーラン監督作品に出演してき
“原爆の父”ロバート・オッペンハイマーを題材にした、クリストファー・ノーラン監督作(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.クリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」が、ビターズ・エンドの配給で、2024年に日本で公開されることが決定した。 本作は、原子爆弾の開発に成功したことで“原爆の父”と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材にした歴史映画。2006年のピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く。 キリアン・マーフィーがオッペンハイマー役で主演を務めるほか、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケ
画像はそれぞれ『バービー』と『オッペンハイマー(原題)』より - Warner Bros. / Universal Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ インターネット・ミームとなった「バーベンハイマー」が、人間を破滅させるために原子爆弾を作るファッションドールの物語として、パロディ映画化されることになった。 【画像】美しすぎる!『バービー』に主演したマーゴット・ロビーの素顔 バーベンハイマーは、一面ピンクのグレタ・ガーウィグ監督作『バービー』と陰鬱なクリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー(原題) / Oppenheimer』という2作のタイトルを掛け合わせた言葉。正反対の作風の話題作2作が同日公開されるということで生まれた「バーベンハイマー」は海外で社会現象となり、それぞれ世界興行収入14億4,152万8,220ドル(約2,162億円)、9億4,7
「原子爆弾の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』の日本での劇場公開をめぐり、注目が集まっている。クリストファー・ノーランが脚本・監督を務め、全米での封切り以降高い評価を受けているが、日本では公開日が決まっておらず、10月28日時点で一切の宣伝がされていない。 日本公開をめぐる現状はどうなっているのか。関係者への取材を通して得た情報や、本作が公開されることの意義について、ライターの稲垣貴俊氏が執筆する。 2023年に世界的ヒットを記録した一本の映画が、日本では劇場公開されないままとなってしまうかもしれない――。『ダークナイト』3部作などの人気監督クリストファー・ノーランによる最新作、「原子爆弾の父」こと理論物理学者のロバート・オッペンハイマーを描いた伝記映画『オッペンハイマー(原題)』が話題だ。 本作はオッペンハイマーの学生時代から、原爆開発(マンハ
「軍人と」「学校の先生が」「「入れ替わってるー!」」*1 というアメリカの軍人が学校教師の体に入って、過去に起きた爆弾テロ事件の謎を解くというテロ版『君の名は。』とも言うべき傑作映画『ミッション: 8ミニッツ(原題:source code)』がNetflixに入りました。とある技術によってテロ事件が起きる前の8分間だけを再現できるので、主人公はこの8分間を延々とループするのです。 『君の名は。』を観た人全員がツッコミ入れる 「◯◯*2ことに気づかないほど、何も調べてないのはおかしい!」 ですが、『ミッション: 8ミニッツ』の主人公はたった8分間を駆使してあの手この手で調べまくります。 この映画には鑑賞前に知っておいたほうが良い知識があって、それは劇中の「爆弾」です。たかだか爆弾テロでシカゴの200万人が大パニックになり、それをアメリカ軍が過激な手段で防ごうとしているのが、ちょっと分かりにく
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