書籍取次大手のトーハンは2日、2011年の年間ベストセラー(10年12月~11年11月)を発表した。単行本、新書などを合わせた総合1位は東川篤哉さん著「謎解きはディナーのあとで」(小学館)。2位と3位は、料理本「体脂肪計タニタの社員食堂」(タニタ著、大和書房)の本編(昨年3位)と続編が占めた。発行部数は2巻の累計で425万部。昨年1位だった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著、ダイヤモンド社)が今年も5位にとどまり、累計で255万部に。昨年からのロングセラーが上位を占める中、発売から約1カ月の「スティーブ・ジョブズ」(ウォルター・アイザックソン著、講談社)が1、2巻合わせて102万部を発行、15位に食い込んだ。 斎藤智裕(水嶋ヒロ)さんの「KAGEROU」(ポプラ社)は7位だった。【長澤晴美】 ◇年間ベストセラーの順位 (1)謎解きはディナ