松山市の市立中学3年の男子生徒(15)がインターネットの情報からスタンガンを製作し、譲り受けた生徒2人が校内で3人の生徒に使用、被害者の1人が愛媛県警松山東署に被害届を提出していたことが22日、分かった。被害生徒は手の甲などに5ミリほどのやけどの痕が残ったといい、同署は暴行容疑で関係者から事情を聴いている。 松山市教委によると、男子生徒はインターネットの情報を基に、レンズ付きフィルムの高電圧部分を使ってスタンガンを製作。今月14〜16日、校内でこれを譲り受けた生徒2人が、登校時や休み時間などに同学年の男子生徒3人の手の甲や首筋、ほおに押し当てるなどしたという。 同市教委の豊田克文・学校教育課長は、「いたずらではすまない重大な事案。インターネットとの接し方も含め、学校には指導を徹底したい」と話している。