競泳ニッポンをけん引してきた2人が崖っぷちに立たされた。東京五輪2冠の大橋悠依(28)=イトマン東進=は400メートル個人メドレーで4位、五輪4大会連続出場中の入江陵介(34)=同=は男子100メートル背泳ぎで2位に入るも派遣標準記録を突破できず、切符を逃した。
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競泳の日本選手権初日(4日、東京アクアティクスセンター)女子100メートルバタフライで、池江璃花子(22=横浜ゴム)が57秒68で優勝した。派遣標準記録(57秒92)を突破し、世界選手権(7月、福岡)代表に内定した。一昨年の東京五輪はリレーで出場したが、2019年2月に白血病を発症後は個人種目での日本代表入りは今回が初めて。3月に卒業した日大でゼミの指導教員を務めた原怜来氏は、数々の壁を乗り越えてきた池江のブレない〝信念〟を明かした。 目にはうれし涙が光っていた。序盤はライバルたちにリードを許す展開だったものの、ゴール直前で逆転。「タッチした時は、自分が一番だと思っていなかった。とにかく優勝できたことが一番うれしかった」。思わず感情があふれ、拳で水面をたたいて喜びを表現した。 昨年は世界選手権の代表切符を逃し「この1年間頑張ってきたのになんでだろう…」と大粒の涙を流した。今年に入っても「昔
米国で行われた大学生による競泳の大会で、トランスジェンダー選手が女子記録を更新し、物議をかもしている。 米「ニューヨーク・ポスト」によると、ペンシルベニア大学の学生でトランスジェンダーのリア・トーマスは、大会で女子200メートル自由形と500メートル自由形に出場。ともに同大の新記録で、NCAA(全米学生体育協会)女子選手権に当てはめると2、3位に入る好成績をマークした。 しかし、トーマスが2019年11月に男性として大会に出場しており、議論を呼ぶ結果に。スポーツパフォーマンスコーチのリンダ・ブレード氏はツイッターで「女性の記録が破られるのは当然。リアはNCAAで最初の3年間は男性として競技していた。これは間違っています」と主張。同様の声が上がっているという。 東京五輪では、トランスジェンダーの重量挙げ選手、ローレル・ハバード(ニュージーランド)が出場し議論を呼んだ。
2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(27)=ブリヂストン=が現役を引退することが24日、関係者への取材で明らかになった。 萩野は栃木県出身。栃木・作新学院高3年の17歳で出場した12年ロンドン五輪は、400メートル個人メドレーで3位となり、同種目では日本男子初のメダルとなる銅メダルを獲得した。 リオデジャネイロ五輪では個人メドレーの400メートルで金メダル、200メートルで銀メダルのほか、800メートルリレーで銅メダルを手にした。
競泳の日本選手権、女子100メートルバタフライの決勝で白血病から競技に復帰した池江璃花子選手が57秒77で優勝し、東京オリンピックのメドレーリレーの派遣標準記録を突破し代表に内定しました。 「ただいま」 女子100メートルバタフライの決勝、池江選手は「ただいま」とつぶやいて、スタート台へ向かいました。 復帰直後から課題としてきたスタートでやや出遅れ、序盤は5レーンの相馬あい選手に先行を許し、頭1つ分の差を追いかける展開となりました。それでも50メートルのターンでは0秒03差に迫り、横並びでの接戦で迎えた最後の25メートル、池江選手が一気に抜け出してリードを奪い、トップでフィニッシュしました。 タイムは57秒77。電光掲示板を振り返り、3年ぶりの優勝、そして東京オリンピックのメドレーリレーの派遣標準記録を突破したタイムを確認した池江選手は、スタート台につかまったまま涙を流し、しばらくプールか
白血病から再起を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)が、594日ぶりの復帰レースに臨んだ。 自身が日本記録24秒21を持つ女子50メートル自由形に登場して26秒32をマーク。同組1着でフィニッシュした。 池江のレースは白血病公表前の昨年1月13日三菱養和スプリント以来1年7カ月ぶり。当面の目標である日本学生選手権(10月、東京辰巳国際水泳場)での個人種目参加標準記録26秒86をクリアした。 池江は、昨年2月に白血病を公表して10カ月の闘病生活を送った。「毎日吐いたし、1日に何度も戻した。」という闘病に耐えて、昨年12月の退院時には大目標として「2024年パリ五輪でのメダル獲得」を掲げた。今年3月からプールでの練習を再開。日本学生選手権に動きだしていた。 闘病中だった昨年9月の日本学生選手権。池江は一時退院の許可を得て、3日連続で日大応戦席で声援を送った。メガホンを持ち、立ち上がって声を出し
競泳の池江璃花子選手が白血病であることを公表したことを受けて、「本当にがっかりしている」などと発言した桜田五輪担当相の12日の記者団とのやりとり全文は、以下の通り。 記者:池江選手が自ら白血病であること、しばらく休養することを公表した。桜田五輪担当相の受け止めは? 桜田五輪担当相「びっくりした。病気のことなので、早く治療に専念していただいて、一日も早く元気な姿になって戻ってもらいたいというのが、私の率直な気持ちだ」 記者:競泳の中でも有力な選手だ。 桜田五輪担当相「金メダル候補で、日本が本当に期待している選手だから、本当にがっかりしている。早く治療に専念していただいて、また元気な姿を見たい」 記者:これまで池江選手の活躍をどう見てきたか? 桜田五輪担当相「日本が誇るべきスポーツ選手だ。最近水泳が盛り上がっていて、オリンピック担当相としては、オリンピックで水泳に期待している部分もある。一人リ
競泳の池江璃花子選手が白血病を公表したことを受けた日本水泳連盟の記者会見が12日午後4時すぎから始まりました。連盟の青木剛会長や池江選手を指導する三木二郎コーチなどが出席しています。 池江選手が所属するスイミングクラブの吉田正昭社長は「1月18日から2月10日の予定でオーストラリア・ゴールドコーストでの合宿の練習中に体調不良を訴え予定より2日早めて帰国した。病院で検査を受けて発覚したが、早期発見できたと報告があった」と話しました。 池江選手を指導する三木二郎コーチは記者会見で、「池江選手はオーストラリアでの合宿中に今まで見たことない、肩で呼吸する場面があった。現地で検査し、その結果、再検査したほうがいいと説明を受けた。帰国してからは2月8日に日本の病院で再検査して白血病と診断された。私自身非常にびっくりしている。本人のやる気とモチベーション、病気を直そうと立ち向かう姿勢には頭が下がる。温か
日頃から応援、ご支援を頂きありがとうございます。この度、体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、『白血病』という診断が出ました。私自身、未だに信じられず、混乱している状況です。ですが、しっかり治療すれば完治する病気でもあります。 今後の予定としては、日本選手権の出場を断念せざるを得ません。今は、少し休養を取り治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。 池江璃花子」
男子400メートルリレーで中村-塩浦-松元-溝畑の日本は日本記録となる3分12秒54の4着だった。しかし、トップでフィニッシュした米国が失格となり、繰り上がりで銅メダルを獲得した。 松元が第3泳者としてトップでつないだが、第4泳者の溝畑が抜かれた。日本記録を1秒11更新したが、メダルには100分の1秒だけ届かなかったかに思われた。そのまま表彰式も行われた。観客も帰路についていたが、後に米国が登録メンバーと違う順番で泳いでいたことが発覚。まさかの形でメダル獲得となった。 取材や表彰式を終えた後で、知らせを聞いた塩浦は自身のツイッターで「2020ではちゃんとメダルを獲って祝福してもらえるようにがんばります」とつづった。
リオデジャネイロ五輪第7日(11日=日本時間12日、五輪水泳競技場)女子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、金藤理絵(27)=Jaked=が2分20秒30をマーク。金メダルを獲得した。 金藤は2008年北京五輪は200メートル平泳ぎで7位に入賞したが、前回ロンドン五輪は出場権を手にできなかった。しかし、8年ぶりの大舞台では競泳日本代表チームの主将を務める。 元サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」の澤穂希さん似で知られるキャプテンが、悲願の金メダルを手にした。 金藤は準決勝を2分22秒86の2位で通過していた。 「信じられない。加藤コーチを信じ続けてきて本当に良かった。家族だったり、加藤コーチの家族にも応援してもらった。だからこそ世界の頂点を狙って、やってこられた」
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