【ラスベガス(米ネバダ州)=板東和正】パナソニックの大坪文雄社長は10日(日本時間11日午前)、産経新聞などのインタビューに応じ、液晶テレビよりも消費電力が少なく、画質が鮮明な有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビを、2013度以降に発売する方針を明らかにした。画面サイズは50型クラス以上になるとみられる。 ラスベガスで10日に開幕した世界最大規模の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、サムスン電子とLG電子が55型の有機ELテレビの試作品を公開するなど韓国勢が先行しているが、大坪社長は「韓国メーカーに品質で負けない。一般家庭のほか業務用の販売も検討したい」と述べ、拡販に自信を示した。 北米で先行投入した後、日本など世界各地で発売するとみられる。生産については「パートナーを作るなど幅広い選択肢を考慮して決めたい」と語り、他社との共同出資会社の設立も含めて