二輪車大手の米ハーレーダビッドソンは複数のDEI(多様性、公平性、包摂性)に関する取り組みを中止した。同社はDEI反対派から数週間にわたって持続的な圧力を受けていた。 ハーレーダビッドソンは19日、マイノリティーが所有するサプライヤーへの支出目標撤回や社会的動機付けの研修中止など、多様性のプログラムに変更を加えたことを明らかにした。4月以降はDEI機能を運営していないと、ソーシャルメディア、X(旧ツイッター)に投稿した声明で述べた。 米企業ではこの他、農業用品小売りチェーンのトラクター・サプライ、農機メーカー大手のディア、ハーレーダビッドソンの競合ポラリスもDEIの取り組み縮小や変更を余儀なくされた。背景には、DEI反対を掲げる保守派の活動家、ロビー・スターバック氏がソーシャルメディア上で「ウォーク(社会正義に目覚めた)」と呼ぶ企業に対して攻撃の矛先を向けていることがある。米企業のDEIプ