2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥氏(59)が、3月末に京都大iPS細胞研究所の所長を退任するのを前に、オンライン形式で産経新聞社などのインタビューに応じた。「所長を退くのは人生最大の決断だったが、iPS細胞の研究にゴールはない」とし、退任後も資金確保などでの支援を続ける意向を示した。 所長の後任には、iPS細胞を使ったパーキンソン病の治療を目指すiPS研の高橋淳教授(60)が就任する。山中氏は「世界を代表するような研究者にバトンタッチし、研究は脈々と続いていく」と語った。 山中氏は平成22年のiPS研設立当初から、6期12年にわたり所長を務めており、iPS研での実績について「当初は不可能だと思っていたが、臨床で患者に使えるような細胞を製造できるまでになった」と振り返った。 iPS細胞を使った医療応用が実現していないことに対しては、資金面の課題を指摘。「米国では多様な研究
![山中伸弥氏「iPS研究にゴールない」 所長退任後も資金確保支援](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/62e761fc73b5ff29c0301671572c5c7a795a1a68/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FvpxE_G1Zi0qabDzFEQxdNo5Vju0%3D%2F1200x630%2Ffilters%3Afocal%281455x665%3A1465x675%29%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FX4P4GKREMNPPJHEW46MBEQZYVI.jpg)