市への生活保護申請の相談、市議らの同席拒否 「利用抑制の一環か」疑念も 2021年9月17日 6:00 京都府亀岡市に生活保護申請の希望者が相談する際、市が市議や支援団体スタッフの同席を拒否するケースが続いている。不安を抱える申請希望者が制度に詳しい支援者に同席を求めるのは一般的だが、市は「本人の事をよく知る『キーパーソン』でなければ断る」と説明する。市内の生活保護利用者数が近年大幅に減る中、新たに同席拒否が始まったことで「利用者抑制の一環では」と疑念を呼ぶ事態となっている。 拒否されているのは、並河愛子市議と「亀岡生活と健康を守る会」(生健会)の藤野広司事務局長。いずれも長年、相談や申請の場に同席してきたが、それぞれ昨年5月と6月に突然、認められなくなり、その後も拒否が続いているという。並河市議は「市議がいると職員が圧力を感じるとも聞いた。寄り添っているだけなのだが」と困惑する。 市健康