広告の自動化が急激に増えているなか、エージェンシーは他社に遅れを取らないように切磋琢磨している。当初、プログラマティックは個別の部門として扱われていたが、現在ではプログラマティックをすべてのメディア戦略に統合するエージェンシーが増えているのだ。 この問題に対し、親企業はさまざまな方法で解決を試みている。米広告企業IPGメディアブランズ(IPG Mediabrands)のプログラマティック部門であるキャデレオン(Cadreon)は、傘下となる個々のエージェンシーに対して、勉強会やトレーンングを実施しており、グループ内のインキュベーターとしての役割を担っている。 これは英広告企業WPPのメディアバイイングユニットであるグループM(GroupM)にも同様だ。グループMでは、「グループM・コネクト(GroupM Connect)」と呼ばれるサービスプラットフォームを使用し、リアルタイム入札などのデ