農産物や自動車の関税の撤廃などをめぐって日本とEPA=経済連携協定の交渉を進めているEU=ヨーロッパ連合の首席交渉官は「意見の隔たりを埋めるにはさらに数週間必要だ」と述べ、目標としていた年内の大筋合意は難しいとの考えを示しました。 EUのペトリチオーネ首席交渉官は17日、都内で記者会見を開き、「過去数週間に重要な進展があったが、非常に複雑な問題もある」と述べ、農産物や自動車の関税の撤廃などをめぐり、交渉が難航していることを明らかにしました。 そのうえで、「隔たりを埋め合意に達するには、今後数週間、交渉を続ける必要がある」と述べ、目標としていた年内の大筋合意は難しいとの考えを示しました。 ペトリチオーネ氏は「不透明なこの時期に、ヨーロッパと日本が国際貿易において新たなリーダーシップを示す必要がある」と述べ、世界の自由貿易をけん引するためにも早期の合意に期待を示しました。 一方で、「EUと日本