神社仏閣勤務の狛犬さん(約1,000歳)は、14日、 「ネコ科なのに長年“犬”呼ばわりされ、精神的苦痛を受けた」 として、神社本庁などに賠償を求める訴えを東京地裁で起こしたことを明らかにした。請求金額は10億円と巨額で、裁判の結果次第では寺社経営者は多大な負担を強いられることとなりそうだ。いっぽうネットでは、狛犬さんを「カネ目当ての訴訟ゴロ」として批判する声も高まっている。 狛犬さんはもともと古代オリエント出身。親戚には有名なエジプトのスフィンクスさんや沖縄のシーサーさんもいる、由緒あるネコ科のライオン一族だ。千年ほど前に日本にやってきて帰化したが、その際ライオンを知らなかった当時の日本人が 「朝鮮(高麗・コマ)に犬がいたらこんなだろう」 と「狛犬」に創氏改名を強制。以来長きにわたり狛犬さんは、ネコなのに犬として厳しい労働に従事させられ苦汁をなめ続けた。一時は「このままでも…」と考えたこと