ワグネルによる反乱の際に命令を順守したことを称賛する演説で、ロシア軍部隊、国家警備隊、治安部隊の隊員らの前に立つロシアのプーチン大統領。モスクワ・クレムリンの大聖堂広場で、2023年6月27日、スプートニク、ロイター この原稿は病室で書かれたものである。6月27日に筆者は東京女子医科大学付属病院で生体腎移植を受けた。ドナーは妻だ。手術は成功し、筆者も妻も元気だ。 妻は既に退院し、自宅で静養している。筆者はもう少し入院していなくてはならない。 手術準備(主に免疫抑制剤の服用)のために筆者は6月20日から入院している。 同月23日夜(現地時間、日本時間24日未明)にロシアの民間軍事会社ワグネルの創立者エフゲニー・プリゴジン氏が反乱を起こしたが、1日で収束した。本件に関する情報収集と分析も病室から一歩も出ずに行った。 ロシアで大統領絡みの事件が起きたときの分析方法には定石がある。 第一に、大統領