タグ

ブックマーク / www.ringolab.com (25)

  • 天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話 - 情報考学 Passion For The Future

    ・天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話 先週、日の高名な数学者 伊藤清氏が亡くなった。株価などのランダムな動きを方程式であらわすことを可能にした確率微分方程式の考案者であった。毎日新聞の訃報にはこんな記述もあった。 ・訃報:京大名誉教授・伊藤清さん死去 確率微分方程式創案 http://mainichi.jp/select/person/news/20081115k0000m040099000c.html 「この方程式を土台にデリバティブの理論を確立した米国の経済学者2人が97年、ノーベル経済学賞を受賞。伊藤さんは金融工学の分野で世界的な尊敬を集め「ウォール街で最も有名な日人」と評されるようになった」 この米国の経済学者2人とは、書の登場人物であり、ブラック-ショールズ方程式の考案者マイロン・ショールズとロバート・マートンのことだ。金融商品の価格決定メカニズムを

    moya_aug
    moya_aug 2008/12/07
  • アウトサイダー・アート - 情報考学 Passion For The Future

    ・アウトサイダー・アート 先日こんな映画を観てきた。 ・映画『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』公式サイト http://henry-darger.com/ 1973年シカゴで貧しく孤独な雑役夫ヘンリー・ダーガーが81歳で死んだ。「ダーガー」という発音が正しいのかさえ実はよくわからない。「ダージャー」かもしれなかった。ダーガーには身寄りがなく、普通の人づきあいというものもほとんどなかったから、そんな基的なことさえ謎なのだ。ダーガーは何十年間も、仕事から帰ると自分の部屋に閉じこもって何かに取り組んでいたのだが、何をしているのかは誰も知る由もなかった。 ダーガーが病院でなくなる死の直前に、彼の部屋で発見されたのは15000ページに及ぶ自作の小説と、3メートルもある巨大絵画300枚であった。おそらくひとりの人間が書いた 最長の作品のタイトルは「非現実の王国として知られる地における、ヴィヴ

    moya_aug
    moya_aug 2008/05/15
  • Passion For The Future: 怖い絵

    怖い絵 スポンサード リンク ・怖い絵 「ある種の「悪」が燦然たる魅力を放つように、恐怖にも抗いがたい吸引力があって、人は安全な場所から恐怖を垣間見たい、恐怖を楽しみたい、というどうしようもない欲求を持ってしまう。これは奇妙でも何でもなく、死の恐怖を感じるときほど生きる実感を得られる瞬間はない、という人間存在の皮肉な有りようからきている。」 16世紀から20世紀の有名な絵画の中から、見た目の印象があからさまに怖いもの、描かれた経緯を知ると怖いものを20点集めて解説している。興味位、怖いもの見たさで読み進めるうちに、歴史的背景や画家の位置づけなど名画の見方が自然にわかる面白いだ。 ダヴィッドの「マリー・アントワネット最後の肖像」は、フランス革命の4年後に、市内引き回しでギロチン台へ連行されていく元王妃を、画家が見物人の一人としてスケッチしたものだ。新体制側の画家は、王妃の欠点を誇張して堕

  • Passion For The Future: みんな、気持ちよかった!―人類10万年のセックス史

    みんな、気持ちよかった!―人類10万年のセックス史 スポンサード リンク ・みんな、気持ちよかった!―人類10万年のセックス史 「身体という観点からみれば、オルガスムは男女いずれの性にとっても、パンツのなかでの一瞬の快感にすぎない。男女を平均したその長さは一回に十秒ほど。週一~二回という性交の平均回数からして、大半の人は週にわずか二十秒、月にして一分かそこら、年に合計十二分のオルガスムを体験していることになる。性交可能とされる年数を限りなく楽観的にみて五十年とすると、われわれはそのあいだにおよそ十時間、マスターベーションにとりわけ熱心な人であればおそらく二十~三十時間、オルガスムを楽しめると考えていい。」 かりに人生を70年とすると時間にして6000時間程度である。そのうちの、たった20~30時間の快楽を追求して、人間は膨大な労力を投じる。誰とするかという性選択の積み重ねによって、人類は淘

  • Passion For The Future: 日本語の源流を求めて

    語の源流を求めて スポンサード リンク ・日語の源流を求めて 日語タミル語起源説の大野晋が研究の集大成を一般人向けに平易にまとめた新書。 「北九州の縄文人はタミルから到来した水田耕作・鉄・機織の三大文明に直面し、それを受け入れると共に、タミル語の単語と文法とを学びとっていった。その結果、タミル語と対応する単語を多く含むヤマトコトバが生じたのである。」 日語とタミル語は文法も単語も共通点が非常に多い。物の名前が同じというだけならば、そういうこともあるかなというレベルなのだが、「やさしい」「たのしい」「かわいい」「にこにこ」「やさしい」「さびしい」「かなしい」などの感情を表す言葉までほぼ同じなのである。 さらには日的情緒の代表格「あはれ」までタミル語に同義でみつかるのだ。五七五七七の韻律を持つ詩もタミル語にある。日固有と感じられるものが実は南インドからの伝来のものであったというの

  • Passion For The Future: 「いき」の構造 他二篇

    「いき」の構造 他二篇 スポンサード リンク ・「いき」の構造 他二篇 日民族独自の美意識「いき(粋)」とは何かについて書かれた昭和5年の古典。 このにでてくる表現としての「いき」についての記述を集めてみた。 「まず横縞よりも縦縞の方が「いき」であるといえる」 「縞模様のうちでも放射状に一点に集中した縞は「いき」ではない」 「模様が平行線としての縞から遠ざかるに従って、次第に「いき」からも遠ざかる」 「一般に曲線を有する模様は、すっきりした「いき」の表現とはならない」 「一般に複雑な模様は「いき」ではない」 「幾何学的模様に対して絵画的模様なるものは決して「いき」ではない」 「「いき」な色彩とは、まず灰色、褐色、青色の三系統のいずれかに属するもの」 これだけだとよく分からないが、ビジュアル表現として、何らかの二元性を内包していないと「いき」ではない、ということなのである。 それはいきの

  • Passion For The Future: 宇宙のランデヴー3〈上〉〈下〉

    宇宙のランデヴー3〈上〉〈下〉 スポンサード リンク ・宇宙のランデヴー3〈上〉 ・宇宙のランデヴー3〈下〉 「最初の訪問から70年をへて再度太陽系を訪れた謎の飛行物体ラーマは、それを脅威とみなした人類の核攻撃を受け、破壊されたかに見えた。しかし―ラーマは生きていた!人類の調査隊員3人をその内部に閉じこめたまま、ラーマは太陽系を離れ、どことも知れぬ目的地をめざして虚空を飛びつづける。そして深宇宙の彼方でラーマが停止したとき、そこに待ち受けていたのは、人間の想像をはるかに超えた巨大な構造物だった。」 そして”3”である。”2”の数十年後に3回目のラーマの接近があるという始まり方をするものだと、私は予想していたので、冒頭から面らった。これは、前作で太陽系を離脱していくラーマに取り残された、あの3人の物語だったのである。 3人はラーマの内部に生存可能な環境をみつけて長い孤独な生活を始める。事実

  • Passion For The Future: ざらざら

    ざらざら スポンサード リンク ・ざらざら 「熱愛・不倫・失恋・片思い・男嫌い・処女、そしてくされ縁・友愛・レズビアン。さまざまな女性の揺れ動く心情を独特のタッチで描いた名品揃い。クウネル連載20篇に他誌発表作3篇を加えた、ファン注目の川上ワールド。 」 「桃サンド」というべ物がでてくる。レズビアンの女性が恋人との同棲の最終日に、つくった手料理である。つくりかたは簡単で、「ほどよくふわふわになったパンに、バターだのジャムだのはいっさいぬらないで、ただきりとった桃をのせる。ぎっしりのせたら、パンを半分におる。はい、桃サンドのできあがり」。桃の水分がポタポタと落ちてくるから、彼女たちはこぼさないように苦労してパンをべるのである。 「桃サンド」なんて実際につくったことがないけれど、読んだだけでも、甘ったるくてぺしゃぺしゃな感が想像できる。きっと手は、べたべたになってしまって、その手を

  • Passion For The Future: 小説の読み書き

    小説の読み書き スポンサード リンク ・小説の読み書き 小説家の佐藤正午が岩波書店の月刊誌『図書』に連載した「書く読書」というエッセイ24に手を加えた新書。川端康成、志賀直哉、森鴎外、永井荷風、夏目漱石、芥川龍之介、太宰治など各章で偉大な小説家のひとつの作品を著者が読んでは感想文を書いていく。小説家が他人の小説家を評論するときの目の付け所は、やはり普通とは違うなと思った。自分が同じものを書くとしたら、という前提があるからだ。 たとえば、川端康成の「雪国」の章では、有名な書き出し「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」に対して、なぜ川端は「夜の底」と書いたのか、考察する。わざわざ隠喩を使うわけだから、考えて書いたのに違いないというのである。自然にでてくるわけがない、書き直しもあっただろうというのである。自身も書く人間でなけければ、こういう問題は立てないだろう。 ディ

    moya_aug
    moya_aug 2007/07/15
    なぜ川端は「夜の底」と書いたのか、考察する。わざわざ隠喩を使うわけだから、考えて書いたのに違いないというのである。
  • Passion For The Future: 木村伊兵衛の眼―スナップショットはこう撮れ!

    木村伊兵衛の眼―スナップショットはこう撮れ! スポンサード リンク ・木村伊兵衛の眼―スナップショットはこう撮れ! 木村伊兵衛(1901~1974)。20世紀の日の写真史上、土門拳らと並んで最も有名な写真家の一人である。当時、1台で家が一軒建つといわれたほど高価なライカカメラを片手に、日と世界の街角でスナップ写真の手法で時代を切り取った。 このは、木村伊兵衛の代表作品と関係者によるエッセイで構成されている。 「下町育ちで古き良き江戸っ子の粋人ぶりを伝えるエピソードに事欠かない木村のストリートスナップは、「居合術」とも称された。出会い頭にすうっとカメラを構えてパチリ、深追いなしのワンショットである。この人が歩くと、まるで呼び寄せるかのように絶妙のシャッターチャンスが訪れたという伝説もあるほどだ。」 掲載されている代表作は見事である。ページをめくるたびに感嘆する。 有名な街頭スナップだけ

  • Passion For The Future: ひとりっ子 グレッグ・イーガン

    ひとりっ子 スポンサード リンク ・ひとりっ子 現代SF最高の書き手グレッグ・イーガンの最新刊。順列都市、宇宙焼失、万物理論、ディアスポラ、などイーガンの大作は圧倒的である。読む側にもそれなりの読みとおす決意と読書時間の確保が必要である。邦訳はなかなか出ないので、出るともったいなくて、おいそれとは読めないというファン心理もあったりする。 この短編集はそういう意味では、大作の合間の小さな仕事をまとめたものという風で読みやすい。収録作品に目新しい設定というのは特にない。脳のソフトウェア化というイーガンお得意のテーマが繰り返し出てくる。 人間は機械なのか。現代科学の主流は人間機械論である。どんな機構かは諸説あるにせよ、人間の脳は精巧にできた機械であり、精神活動はその機械の電気化学反応のプロセスということになる。魂は肉体とは別に存在するとは科学者は言わない。脳という機械の複雑度が高いから現在のテク

  • 清水 良典 「2週間で小説を書く!」 - 情報考学 Passion For The Future

    2週間で小説を書く! スポンサード リンク ・2週間で小説を書く! 文芸評論家が教える小説の書き方。 「自分が何かひとかどの、個性的な人間のつもりで得意になって語っているような小説なんか、誰も読みたくない。お前のことなんか、べつに知りたくないんだよ、と言ってやりたくなる。そういう冷たい目を向ける厳しい読者、というより何の関わりも興味もない読者の他人をも引きつけるような力を魅力というのである。」 そういう魅力のある文章を書くためのトレーニング方法が2週間分、このに紹介されている。たとえば複数人数でリレー小説を書く、とか、最初の記憶を書く、人称を変えて書く、など。古今東西の名文を例にしての分析が参考になる。 小説は書いてみたいと思っている。たまに少し書いてみるが完成したためしがない。場面の描写はできるのだが、物語が作れない。物語を先に作ろうとして、思いついた筋を書き出してみると、ありきたりの

    moya_aug
    moya_aug 2007/07/15
    大切なのは解決ではなく変化である
  • Passion For The Future: 「趣味は読書。」

    趣味読書。 スポンサード リンク ・趣味読書好きにはベストセラーを敢えて読まない人も多いと思う。 しかし、自称・他称の”好き”は、人からベストセラーの感想を聞かれることが多いため、目を通しておかなきゃいけないかなと気になっている。だから、「わたしが代わりに読んであげました」というのがこの書評である。 取り上げられているのは「声に出して読みたい日語」「五体不満足」「買ってはいけない」「永遠の仔」「冷静と情熱の間」「ザ・ゴール」「iモード事件」「チーズはどこへ消えた」「ハリーポッター」「世界がもし100人の村だったら」「金持ち父さん、貧乏父さん」など40数冊。2003年の出版なので歴史的にもベストセラー評価確定のばかりである。 見事なのは、どの書評も面白いのだが一冊も読んでみる気にならないということ(笑)。 この全体を通しての著者の批評姿勢として、ベストセラーには内容に厚み

    moya_aug
    moya_aug 2007/07/15
    単純なメッセージは単純な感想しか生まない
  • Passion For The Future: 大人のカスタマイズ旅行術・アメリカ編

    大人のカスタマイズ旅行術・アメリカ編 スポンサード リンク ・大人のカスタマイズ旅行術・アメリカ音楽ITに詳しいフリーライター、Rickdom.comの田口さんが米国旅行のガイドブックを書いた。田口さんは大リーグ(MLB)の熱烈なファンでもあり、頻繁に米国の球場を一人旅で訪問して、ブログに日記を書いている。その経験を集約した実践的な内容である。 ・rickdom 田口さんの米国一人旅 http://www.rickdom.com/archives/cat_cat17.html このの特徴は、旅行ガイドなのにWebのスクリーンショットだらけなこと。旅行代理店や航空会社、ホテル予約のサイトをどう使うかの手ほどきが、英語が苦手な人でも簡単にできるように、ステップバイステップで丁寧に紹介されている。米国旅行に使えるインターネットサービスをここまで紹介したは他にないのではないか?とあとがき

  • Passion For The Future: 宇宙のランデヴー2(上)(下)

    宇宙のランデヴー2(上)(下) スポンサード リンク ・宇宙のランデヴー2(上)(下) 宇宙のランデヴー 続編 http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004864.html 「西暦2130年、忽然と太陽系に現われた謎の飛行物体―ラーマと名づけられたこの物体は巨大な宇宙船と判明した。内部への侵入に成功した調査隊の必死の努力にもかかわらず、この異星人の構築物は人類の理解をはるかに超え、多くの謎を残したまま太陽系を去っていった。それから70年後、第2のラーマが太陽系に姿を現わしたが…名作『宇宙のランデヴー』で解明されぬまま残された謎に人類が再び挑む、ファン待望の続篇。」 アーサー・C・クラークが傑作「宇宙のランデヴー」を1973年に書いてから16年後の1989年に出版された、まさかの続編。しかも当時既にSFの権威であったクラークが、NASAジェッ

  • Passion For The Future: 裁判官の爆笑お言葉集

    裁判官の爆笑お言葉集 スポンサード リンク ・裁判官の爆笑お言葉集 裁判の傍聴をライフワークにする著者が書いた、当にあった裁判官のお言葉と解説。裁判官という、真面目で仏頂面のイメージが崩れ去っていく。面白い。 たとえば有名な話では、「この前から聞いてると、あなた切迫感ないんですよ」と姉歯被告は裁判官に怒られた。 裁判には、裁判官が説諭、付言、所感、傍論などの個人的見解を述べる部分があり、そこに人間性あふれる名言、迷言、失言、暴言が飛び出すことがある。著者はたくさんの裁判を傍聴し、そうした発言ばかりを収集して、文脈つきで紹介している。 「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい。」 「二人して、どこを探しても見つからなかった青い鳥を身近に探すべく、じっくり腰をすえて真剣に話し合うよう、離婚の請求を棄却する次第である。」 「暴力団にとっては、石ころを投げたぐらい

  • Passion For The Future: 危ない写真集246

    危ない写真集246 スポンサード リンク ・危ない写真集246 いろいろな意味で危ないサブカルチャー写真集を246冊もレビューした奇書。それぞれ代表的な作品が掲載されているので、紹介されている写真集を見た気になることができる。 ここに取り上げられる写真はどれもマスメディアには出てこない危ない写真ばかりである。死体、セックス、奇形、精神病患者、自傷などなど、ちょっとパスしたいシロモノ多数。一人の女性の陰部ばかりを長期にわたってマクロ撮影した写真家や、少年の勃起した裸体ばかり集めたモノもある。 目次 00-ベスト 01-屍体のある風景 02-医学・フリークス・タトゥー 03-ボンデージの愉しみと恐怖 04-セックス&ボディ 05-狂気のポートレイト 06-グロテスクの劇場 07-人間人形時代 08-オールド・ファッションド・エロティカ 09-クラシック・ドキュメンタリー 10-現代のドキュメン

  • Passion For The Future: 好かれる技術

    好かれる技術 スポンサード リンク ・好かれる技術 ビジネスマン(男女)の身だしなみ、姿勢、ジェスチャー、カラーコーディネートなど言葉以外のコミュニケーションの秘訣について、イメージコンサルタントがわかりやすく図解で教えてくれる。 見た目で好印象であることは、話を聞いてもらうための大前提だと思う。個性は大切だが基も重要である。握手の仕方、微笑み方、うなずき方、足の組み方、スーツの選び方など、成功例と失敗例、それぞれどのような印象を与えるかについての具体的な解説がある。 「人間は先端が気になるものです。「髪」「足元」「手」。この3点は誰もが目がいくところですから、キレイで清潔でなければいけません。」 かっこよく見えるためのベースとなる姿勢や立ち居振る舞い。自意識過剰はかっこ悪いが、他者からどう見えているかを意識することが、イメージ改善の鍵になる。「鏡をよく見ている人と見ていない人とでは、

    moya_aug
    moya_aug 2007/07/15
    人間は先端が気になるものです。「髪」「足元」「手」。この3点は誰もが目がいくところですから、キレイで清潔でなければいけません。
  • Passion For The Future: 中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差―

    中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― スポンサード リンク ・中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― 著者は「全国童貞連合」会長。連合のサイトで顔出ししている、おそらく日一有名な童貞男、渡部伸、執筆時34歳。「少子化問題は童貞問題である」という問題意識の。童貞についての人口統計、切実な自身の体験談、連合会員の童貞たちの様々な考え方、フェルディナント・ヤマグチ、室井佑月らとの座談会など、もりだくさんの内容。 ・全国童貞連合 http://www.cherrybb.jp/ 日家族計画協会の調べによると、25~29歳の17.1%、30~34歳の6.3%、35~39歳の5.1%、40~44歳の7.9%は「セックス経験がない」そうである。”無回答”も経験がないと考えると、40~44歳の1割強が童貞だと予測できると著者は分析している。 こんな調査も紹介されていた。 ・国立社会保障・人口問題研究所 結婚

  • Passion For The Future: ネットで人生、変わりましたか?

    ネットで人生、変わりましたか? スポンサード リンク ・ネットで人生、変わりましたか? 数年前、私は友人・知人にメッセンジャーで「やっぱりさ、岡田有花、乙部綾子、マグラスみづ紀が御三家だよねえ」と言うと、「それは何の御三家ですか?」「誰ですかそれは?」という返事が返ってきたものですが、やはり私の目に狂いはなかった、のだ(謎)。 ITmediaNewsで活躍するライター岡田有花さんのが出た。2003年から2007年初めまでの主だった記事が収録されている。さらに各記事には当時を振り返るコメントがつけられている。Webで読んだことがある読者にもサービス精神旺盛な内容。 私はリアルタイムにほぼ全部読んでいたのだが面白く読めた。 個人ブログ全盛の時代に、IT関連で大手メディア発の名物ライターで人気者になるというのは、珍しい存在だと思う。出版社在籍の立場を活かした取材ベースのニュース記事と、個人の感