また、米国の心理学者アラン・グレイが25年前に発刊し、ベストセラーとなった『ベスト・パートナーになるために 男は火星から、女は金星からやってきた』も、最近『一人になりたい男、話を聞いてほしい女』というタイトルに改変して発売されました。 古今東西、こうした男と女の考え方や行動の違いについての本は売れます。 しかし、結論から言うと、男脳や女脳という違いはないし、その違いがあったとしても、それは性別によるものではなく、個人の違いであることが当たり前になりつつあります。一人になりたい女も多いし、話を聞いてほしいおっさんなんて、僕の周りだけでも無数にいます。いや、むしろ今は、話を聞いてほしくて、お金を払って聞いてもらおうとするおっさんもいるくらいです。 今度、6/17に対談イベントをさせていただく脳科学者の中野信子さんも、「女性のほうが感情的である、男性のほうが論理的である、とか、そういう言説、まっ
京都大学経済学部卒業。1997年ソニー株式会社入社後、映像関連機器部門で商品企画、技術企画、事業本部長付商品戦略担当、ソニーユニバーシティ研究生などを歴任。筑波大学大学院(修士(経営学))、京都大学大学院(博士(経済学))で経営学を学び、神戸大学経済経営研究所准教授を経て2011年より早稲田大学ビジネススクール准教授。2016年より早稲田大学大学院経営管理研究科教授。早稲田大学IT戦略研究所研究員・早稲田大学台湾研究所研究員を兼務。ハーバード大学客員研究員、東海大学(台湾)訪問教授、京都大学経営管理大学院研究員、組織学会評議員、国際戦略経営研究学会理事などを歴任したほか、ソニー株式会社外部アドバイザー、台湾奇美実業グループ新視代科技顧問、ハウス食品グループ本社株式会社中央研究所顧問、(財)日本台湾交流協会貿易経済部日台ビジネスアライアンス委員なども務めた。現在、ビジネス・ブレークスルー大学
「わたし、定時で帰ります。」 現在放送中のこのドラマでは、有給を消化し、定時で帰ることがモットーのヒロインを吉高由里子さんが演じている。タイトルを見たときに、上司がまだ残っているのにも関わらず、気にせずに帰ってしまうゆとり世代を揶揄する上の世代の表情が浮かんだ。 このゆとり気質に、働き方改革が期せずして太鼓判を押してしまっていることに、なんともモヤっとした気分になる上の世代がきっと多くいるのだろう。 「自分たちは上司が帰るまで、ちゃんと残っていたのに……」「定時で帰っていては十分な仕事の能力が身につかない」「仕事への意欲がないのか」などのお叱りの声が、すぐそこまで聞こえてくるようだ。 しかし、これはドラマだけの世界ではない。定時で帰るという話は、商社や代理店、コンサル会社などに就職した友人からもチラホラ聞こえてくる。 今年4月にコンサルティング関連のベンチャー企業に就職した美奈子さん(23
映画料金の値上げが、相次いで発表されている。映画会社系列のシネコン(シネマコンプレックス)大手3社が、横並びで一般入場料を最大1900円にする。 東宝系のTOHOシネマズと、松竹系の松竹マルチプレックスシアターズ、東映系のティ・ジョイは2019年6月1日に、あわせて価格を改定。動画配信サービスが普及した昨今、この値上げがどんな影響を及ぼすのだろうか。 「もう気楽に観に行ける娯楽じゃない」? TOHOシネマズは全国66施設で、一般料金を1800円から1900円へ値上げし、シニアやレディースデイなどの割引料金も100円引き上げる。松竹マルチプレックスシアターズも、MOVIXなど直営25劇場で価格を改定。一般料金が1900円になるのは、新宿ピカデリーと丸の内ピカデリーの都内2館のみだが、それ以外でも割引料金は100円ずつ値上げする。ティ・ジョイは直営12館と、他社と共同運営の6館で、割引料金が1
私は拙書「禅脳思考」(フォレスト出版)のなかで、スポーツ心理学において「バイブレイン」という言葉を提唱した。バイブレインとは、外界に対してアクションを取る「認知脳」と、自分という内側に向いて心を整えるための「非認知脳」の2つを指している。この2つの脳をバランスよく機能させていくことで、自分らしい生き方ができると私は考えている。 「認知脳」とは外側に向く脳の働きのこと。認知脳の働きは、自分の外で起きている物事に向き合い、コミットし、考え、実行していくことに繋がる。「認知脳」は外界、意味、行動、結果などを原動力に動き続ける脳機能だ。 一方で、「非認知脳」とは、認知脳とは反対に、自分の心の状態や感情といった目に見えない内側の部分を大切するための脳機能である。昨今、よく耳にするマインドフルの脳の働きのことである。宗教でいうところの神のような存在とは別に、自身の心を整えるために今ここ自分を大切にして
ここ数年、東京都内の中でも大きく様変わりしたエリアのひとつが、虎ノ門ではないだろうか。麻布の台地と愛宕山にはさまれ、ホテルオークラ東京や政府系機関のオフィスが軒をつらねる閑静な高級エリアだった虎ノ門がいま、国際色ある街づくりを目指している。 虎ノ門は江戸時代から続く由緒ある地名 虎ノ門の地名は、江戸城の南端にあった門の名前に由来している。所説あるが、当時は青龍、白虎、朱雀、玄武の四獣神が四方を守るという中国由来の考え方にちなんで「虎ノ門」が置かれたとされる。 2014年には、虎ノ門~新橋間で第2次世界大戦後に米国のマッカーサー元帥が建設を命じたという伝説がある「マッカーサー道路」が完成した。これは計画から実に68年もかかった計算になる。約1.4キロが結ぶこの道路は、江東区有明から千代田区神田佐久間町に至る「環状第2号線」の一部。都心の慢性的な渋滞解消につながるほか、2020年に迫った東京五
エン・ジャパンは5月8日、「有給休暇の取得義務化」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は今年2月下旬から3月下旬にかけて、同社が運営する人事向け総合情報サイト『人事のミカタ』を利用している企業610社を対象に実施。インターネット上で回答を得た。 今年4月1日から、10日以上の有給休暇が付与される全ての労働者を対象に、毎年5日間、時季を指定して有休を取得させることが企業に義務化された。有給休暇の取得義務化は96%が「知っている」(内容も含めて知っている:63%、概要を知っている:33%)と回答していて、認知度は高かった。 取得義務化の印象を聞くと、「良いと思う」が73%(非常に良いと思う:23%、まあ良いと思う:50%)、「良くないと思う」が26%(あまり良いと思わない:21%、良くないと思う:5%)だった。4社に1社は否定的に感じていることがわかった。 「金融」「商社」「IT」は有
入社3年以内の若者の離職率は約3割と言われています。離職した、あるいは離職しようと考えている若者は次の勤務先を見つけようとしますが、ハローワークでは「ヤングコーナー」という部門で、29歳以下の若者を対象とした就職支援を行っているところがあるようです。 この「ヤング」という言葉、現在の会話ではほとんど使われない、いわゆる“死語”ではないでしょうか。さまざまな業界や業種で、時代に合った名称に変えていくことが多い中、なぜこの名称を使い続けているのか。ハローワークで相談員として勤務経験のある、転職コンサルタントの瀧本博史さんに聞きました。 現在は“名残”として残るのみQ.ハローワークが、若者に特化した就業支援サービスを始めたのは、いつごろからでしょうか。 瀧本さん「1990年代初めのバブル崩壊後、若者の失業率が高まり、『フリーター』『ニート』が社会問題となりました。そこで、2001年度から厚労省は
自分の状態を把握し、WHYを発する習慣ができる 前編はこちら 発案者のライダー・キャロル氏は、アメリカ在住のデジタルプロダクト・デザイナー。現在はニューヨークのデザイン会社で、アプリやゲームなどのデジタルコンテンツを製作している。 キャロル氏が自分のノート術を「バレットジャーナル」と名づけて世間に公表したのは2013年。各種メディアで取り上げられ、またたくうちに広まった。バレットジャーナルはどのように生まれたのか。どのように活用しているのか。来日中のキャロル氏にインタビューした。 バレットジャーナルの発案者、ライダー・キャロル氏。デジタルプロダクト・デザイナー。手にしている公式本は29か国で刊行されている。 キャロル氏は小学校に入って間もなくADD(注意欠陥障害)と診断された。1980年代、まだインターネットはなく、発達障害についての情報は不足し、解決策もわからない。やるべきことを忘れない
航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが三沢沖で墜落してから間もなく1カ月。防衛省は7日、部品の一部を発見したと発表したが、機体の一片でも中国などの手に渡れば、最先端技術が盗まれかねないとして日米が必死の捜索活動を続けている。墜落の原因はいまだ不明で、今後の調達への影響も想定される。 「『かいめい』が得た情報を元に『ファン・ゴッホ』が海底を確認したところ、5月3日以降、フライトデータレコーダー(FDR)の一部を含むF35Aの部品が確認された」。岩屋毅防衛相は7日の会見で、本格的な海中探査を開始して以降、初めて機体の部品の一部を発見したと明らかにした。 航空自衛隊三沢基地(青森県)の東約135キロ付近の海域で先月9日、空自機F35Aが墜落して以降、自衛隊と米軍は、機体の捜索に躍起になっていた。 5月3日、防衛省の要請で派遣された文部科学省所管の国立研究開発法人「海洋研究開発機構」の研究船「
いよいよ改元が近づき、前例のない「10連休」がやってくる。子供は「学校が休める」と大喜びだが、社会人である大人の気分は微妙だ。連休の前後に仕事のしわ寄せがくるのは間違いないし、連休中に家族連れでレジャーに出れば、どこも大混雑。観光関連や飲食業のようなサービス業に就いていたら、逆に10連休の間は休みが取れず、猛烈に忙しくなる。専業主婦からも、「夫と子供がずっと家にいるのは勘弁してほしい」という声が聞こえてくる。 しかも、このゴールデンウイーク(GW)10連休が景気に水を差す、との予測もある。第一生命経済研究所の首席エコノミスト・永濱利廣氏は、GW後に日本経済は景気後退モードへ移行すると予測している。 「10連休が景気に与える影響には、プラスとマイナスの効果がある。プラス面は、娯楽やレジャー、外食などへの消費支出が増えること。JTB総合研究所の『2019年ゴールデンウィークの旅行動向』によれば
改元に伴う10連休が27日、スタートした。異例の長さとなった休日を実家や行楽地で過ごそうと、鉄道や道路は初日から各地で混雑が広がった。 JR各社によると、東海道新幹線の下りは27日がピークで、東京発の「のぞみ」「ひかり」の多くで自由席の乗車率が100%を超え、午前6時発の博多行きは150%に達した。東北新幹線や北陸新幹線も混雑しており、JR東日本は臨時列車の本数を増やして対応しているという。 高速道路の下りも朝から渋滞が発生。日本道路交通情報センターによると、東名高速の秦野中井インターチェンジ(神奈川県秦野市)を先頭に31キロ渋滞したほか、関越道や東北道でも長い車列ができた。夕方までに渋滞は緩和したものの、下りは今後も午前中を中心に渋滞し、5月3日がピークと予想。上りは夕方が混雑しやすく、ピークは4、5日の見込みという。 成田空港も27日が出国のピークとなり、出発ロビーは朝からスーツケース
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