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ブックマーク / ikedanobuo.livedoor.biz (18)

  • 上杉隆の訴状について : 池田信夫 blog

    2012年12月11日13:27 カテゴリその他 上杉隆の訴状について NHNとアゴラ研究所と私に対する上杉隆の名誉毀損訴訟の訴状は東京地裁で閲覧できるが、これをもとに海賊版が出回っているので、正確な内容を要点だけ書いておく。 訴状で明らかになった新事実は、この海賊版に書かれている通り「D氏」が出口晴三なる人物だった(と上杉は主張している)という点だけである。彼は葛飾区長だったが、1993年に選挙違反で逮捕され、失職した。彼の娘の電子メールと称するものが証拠として添付されているが、その時刻は2011年3月19日の11時5分である。これに対して、読売オンラインの記事が公開されたのは、同じ日の8時17分だから、読売が出口の情報をコピーすることはありえない(これは訴状も認めている)。 この電子メールで送られたリストと読売の記事は「同一である」と訴状は認めているので、問題は読売と同一のテキストを出

    上杉隆の訴状について : 池田信夫 blog
  • 上杉隆氏と「謎のD氏」 : 池田信夫 blog

    2012年10月24日23:12 カテゴリその他 上杉隆氏と「謎のD氏」 ダイヤモンド社にハシゴをはずされ、ネット上で総攻撃を受けて、上杉隆氏の話は二転三転しているが、きょうはとうとう論理が破綻してしまった。おもしろいから、彼の妄想が事実だとするとどうなるか、考えてみよう。 彼がきのうNHNに出した通告書を書いたのは「代理人弁護士」らしいが、名前はどこにも書いてない。文体も「盗用じゃない」と感情的に繰り返すだけで、法律も判例も引用してないアマチュア的なものだ。私も自慢じゃないが内容証明をもらったことは何度もあるが、こんな笑える文面は見たことがない。書面到達後3日以内に記事の削除がなされない場合には、上杉氏は貴社に対し、自らの名誉を回復し、業務妨害に対する損害賠償等の請求などを求めて、法的措置をとらざるを得ない旨決意しています。これは典型的なブラフである。「3日以内」と期限を切っているのに

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  • 「きっぱりはっきり」の誘惑 : 池田信夫 blog

    2011年12月13日12:32 カテゴリエネルギー 「きっぱりはっきり」の誘惑 江川紹子氏が、ツイッターでおもしろい考察をしている。きっぱりはっきり明快な意見に、私たちは弱い。とりわけ、自分がかつて経験したことのない状況に陥らされ、今後の展望が見えない不安ではなおのこと。しかも、「それが、あなたのためだ」と親切そうに言われると、そっちの方が信じられるような気分に陥ってしまいがちだ。 今の日、とりわけ福島の人たちは、いわば放射能という見えない檻の中に入れられている状況かもしれない。その中で、当に誠実な人は誰か、長期にわたって自分たちの味方となるのは誰かを見失わないようにしないと。きっぱりはっきり明快な言説が、最後まで私たちのためになるとは限らないから。これは直接には、曖昧な問題に検察が無理に白黒をつけることへの危惧を表明しているのだが、齊藤誠氏のコメントにも通じる。科学の曖昧さや不確か

    「きっぱりはっきり」の誘惑 : 池田信夫 blog
  • 原発事故の加害者たち : 池田信夫 blog

    2011年12月09日09:21 カテゴリエネルギー 原発事故の加害者たち 今年は原発事故で、今まで世の中に相手にされなかった人々がスターになった年だった。今週のメルマガが「笑える」と好評だったので、一部を転載しておこう。武田邦彦:「原発が核爆発する」という発言で物笑いの種になり、さすがに元の記事を訂正したが、私が批判したら意地になって「臨界=核爆発」だと言い始めました。この定義によれば、すべての原発は「核爆発」していることになる。「1mSv以上はすべて危険だ」とか「福島の野菜は青酸カリより危険だ」などという話は、もっと根も葉もないデマ。彼は放射線医学の専門家ではないのだから、こういう話には何の科学的根拠もない。 小出裕章:「チェルノブイリで数十万人が死んだ」という彼の話は、最新の国連科学委員会の調査で否定されました。確認された死者は62人。それ以外に発癌率の増加は観察されていない。このよ

    原発事故の加害者たち : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2011/12/10
    大きく声を上げている人は注目を集めるために物事を誇張しがちなので、部分的には正しいことを言っているとしても、全ての発言を額面通りに受け取るのは危険。大きな声を上げてこれらの人を叩いている人も同様。
  • TPPについてのウソとホント : 池田信夫 blog

    2011年10月26日21:42 カテゴリ経済 TPPについてのウソとホント きょう霞ヶ関を通ったら、農業団体が「TPP反対」を掲げてデモをしていた。何で今ごろGDPの1%にも満たない農業の問題でこれほど盛り上がるのか、さっぱりわからない。JBpressにも書いたように、農業保護なんてTPPの主要な問題ではなく、アメリカも関心をもっていない。騒いでいるのは、日の農業団体だけなのだ。 「アゴラ」で津上俊哉氏も書いているように、「環太平洋の自由貿易圏」という構想は1994年のボゴール宣言から続いている日政府の基方針で、今さら「第三の開国」などと騒ぐような話ではない。むしろ今では貿易自由化に大した意味はなくなり、直接投資のための基準認証や知的財産権などの制度的な標準化が重要になってきた。 それでも選挙の恐い政治家は「農業が壊滅する」などと嘘をついて騒ぐので、書に従って基的な事実を列挙し

    TPPについてのウソとホント : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2011/10/30
    一方の意見として正しいとしても、関税が低いorゼロなのにほぼ国産って、もともと海外から入ってくる量が少ないから関税をかける必要が無いだけじゃないか。こういうのを先頭に持ってくるから全体的に嘘臭く感じる。
  • 放射能と理性 : 池田信夫 blog

    2011年08月12日00:18 カテゴリエネルギー 放射能と理性 放射能は、なぜこれほど恐れられるのだろうか。それは目に見えて大きな被害が出るからではなく、目に見えないため人々が想像するからだ、と著者はいう。たとえば今回の震災では、津波で2万人以上が亡くなったが、放射能では1人も死んでいない。それでもメディアは津波より原発の恐怖をあおる。目に見える被害は上限があるが、目に見えない放射能の被害は想像上のものなので、上限がないからだ。 その想像は、どこまで事実なのだろうか。たとえば広島では原爆で10万3000人以上が死亡したとされるが、これは爆発による熱が主な原因である。放射線の慢性被曝が原因とみられる癌による死亡率は、2000年まで累計しても0.4%にすぎない。チェルノブイリでは、消火にあたった消防士など50人が急性の放射線障害で死亡したが、放射線による甲状腺癌は子供に4800人発症し、

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  • 孫正義氏の「穴のあいたエネルギー計画」 : 池田信夫 blog

    2011年05月24日14:17 カテゴリエネルギー 孫正義氏の「穴のあいたエネルギー計画」 きのう参議院行政監視委員会で、孫正義氏のプレゼンテーションが行なわれた。他の参考人のように原子力の専門家でも地震の専門家でもない彼が国会で意見を述べるのは奇妙だが、その内容には去年の「光の道」と同じく論理的な穴がある。 去年、私は孫氏とUstreamで議論した。彼は「アクセス回線会社」をつくって銅線をすべて強制的に光ファイバーに取り替えれば通信料金が下がると主張した。私は「その会社の株主は誰で、経営者は誰なのか。あなたの計算が間違っていたら、誰が赤字を補填するのか」と質問したが、彼はその質問に答えないまま延々と自説を展開した。その結果、総務省のタスクフォースでもソフトバンク案に賛成する委員は一人もいなかった。疑問に答えないで都合のいい数字だけ並べても(追っかけはともかく)専門家は説得できないのだ。

    孫正義氏の「穴のあいたエネルギー計画」 : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2011/05/24
    何かを始める理由よりもやらない理由のほうが説得力があるのは世の中の常。「穴だらけの計画」であることには同意だが、「もっと穴の少ない計画」をぶちあげて実行できる人が居ないことが最大の問題。
  • 核のゴミ問題は解決できる : 池田信夫 blog

    2011年05月22日13:11 カテゴリエネルギー 核のゴミ問題は解決できる 原発を批判するとき「核のゴミが処理できない」とか「何百年後までも管理しなければならない」といった話がよくある。先日のインタビューで河野太郎氏も、日の核燃料サイクルは破綻していると指摘していた。 最終処理は国内でできず、六ヶ所村の中間処理場も稼働していないため、核のゴミは満杯で、特に福島第二原発に貯蔵されている使用ずみ核燃料はキャパシティが限界に来ているという。経産省の官僚が書いた怪文書「19兆円の請求書」のいうように、核燃料サイクルにこれ以上コストをかけることは正当化できない。地下数百mに埋めることは可能だが、周辺の住民が反対するので国内では困難だろう。 しかしこの問題の解決は、技術的には容易である。大前研一氏もいうように、再処理なんかしないで、放射性廃棄物をドラム缶に入れて日海溝の底1万mに投棄すればいい

    核のゴミ問題は解決できる : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2011/05/22
    これをもって「解決できる」と言ってしまうのは詭弁だと思う。しかし、もし途上国に押し付けないとしても、結局は国内の貧しい自治体に押し付けるのであれば、倫理的には五十歩百歩ではある。
  • 浜岡原発の「停止要請」は非科学的だ : 池田信夫 blog

    2011年05月06日22:19 カテゴリエネルギー 浜岡原発の「停止要請」は非科学的だ 菅首相は突然、記者会見で中部電力の浜岡原発の運転停止を要請した。その理由は これから30年以内にマグニチュード8程度の想定の東海地震が発生する可能性は87%と極めて切迫しています。こうした浜岡原子力発電所の置かれた特別な状況を考慮するならば、想定される東海地震に十分対応できるよう防潮堤の設置など中長期の対策を確実に実施することが大切です。ということだが、この理由は非科学的である。今までに判明している福島第一原発の事故の経緯は、次のようなものだ:地震によって原子炉は緊急停止し、核燃料の連鎖反応は止まった 受電鉄塔が倒壊して外部電源が供給できず、ECCSが作動しなかった 予備電源が津波で浸水して給水ポンプが作動しなかった 原子炉(GE製)の電圧が440Vで、電源車と合わなかった浜岡が危険だといわれたのは、

    浜岡原発の「停止要請」は非科学的だ : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2011/05/08
    とりあえず大丈夫そうだと思っていたが、池田信夫に「浜岡原発の津波対策は問題ない」と言われると、本当に問題ないのかどうか不安になった。もう一度考え直してみよう。
  • 私はなぜ原発反対派をやめたか : 池田信夫 blog

    2011年05月08日15:48 カテゴリエネルギー 私はなぜ原発反対派をやめたか すっかり忘れていたが、4年前に浜岡原発について私はこう書いていた。中越沖地震で衝撃的だったのは、柏崎原発で50件もの故障・破損が起きたことだ。しかも設計で想定されていたM6.5を超えるM6.8がほぼ直下で起きたとされている。テレビでは変圧器の火災が注目されていたが、危ないのは配管類だ。さらに恐いのは、制御系に問題が起きて原子炉が制御不能になることである。これで私が、かつては「原発反対派」だったことがわかるだろう。むしろ「炉心溶融が起こって首都圏のほうに風が吹いた場合は、数百万人の死者が出るとも予想されている」とオーバーな数字を出しているが、これは「数百万人の避難」の誤りである。炉心溶融で圧力容器が全壊する可能性は工学的には否定できないので、最悪の場合の被害を最小化するmin-max原理で考えると、浜岡に建て

    私はなぜ原発反対派をやめたか : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2011/05/08
    訂正したとは言え「炉心溶融が起こって首都圏のほうに風が吹いた場合は、数百万人の死者が出るとも予想されている」は酷すぎるなあ。池田信夫がどういうスタンスの「原発反対派」だったのかがよく分かる。
  • デマにご注意 : 池田信夫 blog

    2011年03月16日09:19 カテゴリエネルギー デマにご注意 福島第一原発の事故は、かなり深刻な状況になってきたようだ。4号機では、使用ずみ核燃料が過熱して火災が起こるという新しい事態が発生した。これに便乗して、人々の恐怖をあおる流言蜚語が乱れ飛んでいる。広瀬隆氏は、ダイヤモンド・オンラインで次のように書いている。4号機では建屋内の使用済み核燃料のプールが沸騰を始めたという。ここには、原子炉より多くの放射性物質が入っている。作業者が近づけない場所であるから処理はおそらく不能であろうと、15日の午後5時時点で、私は推測するが、この推測が間違ってくれるよう祈っている。福島第一原発の6基のうち、1基がメルトダウンすれば、そこには職員がいられなくなる。すべてを放棄して逃げ出すだろう。あとは連鎖的に事故が起こる。これを読んで「恐い」と私にコメントしてきた人がいるが、強調部分の推測は誤りである。

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  • 危機は避けられたか : 池田信夫 blog

    2011年03月15日09:27 カテゴリエネルギー 危機は避けられたか 福島第一原発の2号機で格納容器が破損したもようだ。作業員が退避したというから、サイト内で放射能汚染が始まったものと思われる。圧力容器の冷却水も失われたので、空だきになって炉心溶融が起こったことは確実だ。問題は、原子炉が破壊されて大量の放射性物質が大気中に放出されるチェルノブイリ型の事故が起こるかどうかである。 MITの研究者Josef Oehmenは楽観的な結論を出している。重要なのは核燃料がクールダウンしたことです。連鎖反応がかなり前に止まったので、今はただほんの僅かな余熱が作られているだけです。大量の冷却水はその熱を取り除くのに十分です。大量の水があるので、コアは深刻な圧力上昇を引き起こすだけの十分な熱をもはや生み出すことは出来ません。また、ホウ酸が海水に加えられました。ホウ酸は「液体制御棒」です。どんな崩壊がい

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  • 自衛隊は「暴力装置」である : 池田信夫 blog

    2010年11月19日00:08 カテゴリ法/政治 自衛隊は「暴力装置」である 仙谷官房長官の「自衛隊は暴力装置」という国会での発言が問題になり、撤回して陳謝したが、撤回する必要はない。自衛隊はれっきとした軍隊であり、軍隊とは暴力装置に他ならない。これに抗議している自民党は、自衛隊を災害救助隊だとでも思っているのか。正確にいうと、暴力装置は国家である。マックス・ウェーバーは、主権国家を「合法的な暴力の独占」と定義した。これは『国家と革命』におけるレーニンの定義で、最初に提唱したのはトロツキーだとされる。 レーニンは、国家を物理的な暴力(Gewalt)と心理的な権威(Macht)によって成り立つブルジョア階級の統治機構と考え、そのコアにあるのが軍事力だと考えた。この規定が正しかったことは、彼の革命が成功したことによって確かめられた。その後のロシアが悲惨な運命をたどったのも、レーニンの掌握した

    自衛隊は「暴力装置」である : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2010/11/19
    たしかに一面では正しいが、正しいかどうかではなく、言われた相手が不快かどうかという問題。それを言っちゃあお終いよ、ってね。/「女性は産む機械」が比喩としては間違いではないが批判されるべきなのと同様。
  • 職業免許の「仕分け」を : 池田信夫 blog

    2010年02月13日19:56 カテゴリ法/政治 職業免許の「仕分け」を 藤沢数希氏のつぶやきに私がコメントしたら、意外な反響があった。誤解をまねくといけないので、少し補足しておく。日の知的能力の高い人がお医者さんや弁護士にどんどん配分されるのは社会的には大きな損失。起業して新しい価値を作り出したり、科学技術の発展に貢献した方がいい。という彼の意見は正しい。医師や弁護士の所得が高いのは、免許制度で供給を制限していることによる準レントで、彼らの労働生産性は低い。医師の仕事の大部分は定型的な診察業務で、もっとも偏差値の高い学生が医学部に行くのは社会的な浪費である。弁護士に至っては、フリードマンも指摘したように免許で規制する理由は何もない。人訴訟が誰でもできるのに、代理人に免許が必要なのは論理的におかしい。 では、なぜこのように非生産的な業務が免許制度で強く保護されているのか。これについて

    職業免許の「仕分け」を : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2010/02/15
    でも、医師の能力をしっかり判定して資格認定しようとすると、国家試験による医師免許取得よりも厳しい狭き門になりそうだな。/養護教諭とか救急救命士ぐらいまで業務を限定すれば、現実的なレベルの話になるかな。
  • 天皇は超法規的存在ではない : 池田信夫 blog

    2009年12月20日11:31 カテゴリ法/政治メディア 天皇は超法規的存在ではない 中国の習近平国家副主席と天皇の会見が、大きな政治問題に発展している。特に小沢一郎氏の記者会見が反発を呼び、「天皇の政治利用だ」とか「戦前の軍部と同じだ」といった批判が、産経から赤旗までそろって出てくるのには驚いた。特に週刊文春の見出しは、「小沢と鳩山は天皇に土下座して謝れ」。文藝春秋は、菊池寛が戦争協力の先頭に立った栄光ある歴史をもっているが、その反省もないのだろうか。 問題の「1ヶ月ルール」なるものは、法律でも政令でもなく、閣議決定さえ行なわれていない。このルールは法的拘束力のない慣例にすぎず、首相の指示がそれに違反したからといって、内閣の下部機関である宮内庁が指示を拒否することはできない。小沢氏がゴリ押ししたとかしないとかいう話は、手続き的な瑕疵がない限り、拒否の理由にはならない。法治国家とはそうい

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    mujisoshina
    mujisoshina 2009/12/20
    天皇は不満があっても立場的に言えないので、宮内庁が推し量って代弁することは必要。ただし権力はないので参考程度に聞き流せば良い。それを小沢批判のため必要以上に大きく取り上げたため、話がこじれてしまった。
  • 雇用を増やす唯一の方法 : 池田信夫 blog

    2009年12月01日09:57 カテゴリ経済 雇用を増やす唯一の方法 アメリカの失業率上昇への対策としてポズナーは、最低賃金の引き下げを提案している。連邦最低賃金は、この2年間に時給5.15ドルから7.25ドルに40%も上がったからだ。ベッカーもこれに賛成しているが、民主党政権ではむずかしいので、減税を提案している。 名目賃金の下方硬直性が失業の原因だということは、ケインズも『一般理論』で指摘している。ところが彼は同じの他の部分では、賃金を引き下げると所得が減って「有効需要」が減り、景気はかえって悪くなるので財政によって有効需要を創出するしかないと主張し、これがその後もマクロ経済学で教えられてきた。 しかしケインズの下方硬直性についての指摘が正しいとすれば、賃金を下げれば雇用が増える価格効果があり、その調整速度は財政政策の効果より速いはずだ。最近のマクロ理論(DSGE)では、このような

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    mujisoshina 2009/12/02
    唯一の方法とか大仰な言い方をする時は、たいてい大した内容ではない。
  • 民主党の意図せざる革命 : 池田信夫 blog

    2009年11月27日23:09 カテゴリ法/政治 民主党の意図せざる革命 先日の「事業仕分けという人民裁判」という記事に対して、民主党関係者から「誤解があるようなので、現場を見ていただきたい」という申し入れがあった。せっかくのお招きなので、きょう3セッション見学した。 結論からいうと、「人民裁判」は言い過ぎだった。実際の事業仕分けは、むしろ退屈なぐらい淡々と質疑応答が行なわれ、仕分け人も遠慮がちな人が多い。特に国税庁のKSK(国税総合管理システム)についての追及は甘かった。これは佐々木俊尚氏も書いているように、税務署間の単なる連絡網に4000億円も費やし、年間600億円の維持費がかかる怪物的なプロジェクトだ。 KSKの元請けになっているのは、文祥堂という文房具屋。これは日IBMのダミーで、そこに国内のITゼネコンが後から加わって6社のジョイントベンチャーになり、建て増しに建て増しを重ね

    民主党の意図せざる革命 : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2009/11/28
    「実際の事業仕分けは、むしろ退屈なぐらい淡々と質疑応答が行なわれ、仕分け人も遠慮がちな人が多い。」これじゃTV映えしないから派手な場面だけ選って報道していたということか。
  • 事業仕分けという人民裁判 : 池田信夫 blog

    2009年11月12日12:32 カテゴリ法/政治 事業仕分けという人民裁判 きのうから行政刷新会議の始めた「事業仕分け」の実態は、ネット中継やツイッター中継までされたが、予想以上に混乱した会議の状況を見て唖然とした。こんな乱暴な人民裁判を続けるのは、民主党政権の恥だ。 まず問題なのは、仕分けの対象になったのは概算要求に出ている約3000の国の事業のうち15%足らずの447事業にすぎないということだ。残りの85%は仕分けの対象にならないので、勝負はこの段階でついている。これを選んだのは、実質的には財務省の主計局である。予算書というのは細かい数字の並ぶ膨大な書類で、素人が読んでもわからない。 しかも対象になった事業をみると、大竹文雄氏も指摘するように、期限付きの事業で来年度からやめることが容易なものが多い。こういう事業には恒久的な要員がついていないため廃止しても人件費は減らないので、官公労も

    事業仕分けという人民裁判 : 池田信夫 blog
    mujisoshina
    mujisoshina 2009/11/12
    仕分けの大勝になった時点で負けで、ハードルの高い敗者復活戦(むしろ罰ゲーム?)ということですね。/TVで放送されているのは特に酷い場面なのか、それとも全体的にあんな感じなのだろうか。
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