みずほフィナンシャルグループ(FG)とSBIホールディングスはブロックチェーン技術を活用した国際送金サービスの開発に乗り出す。米R3 CEVが主催するコンソーシアムのプロジェクトとして、実証実験を実施。安価でスピーディーな国際送金サービスの開発を目指す。みずほFGとSBIホールディングスによると、同コンソーシアムで日本企業が主導する実証実験は初めてだという。 実用化に向けて、国際送金実験「Sora」を2016年中に開始すると2016年7月19日に発表した。SBIホールディングスが出資する米リップルが開発するブロックチェーンベースの国際決済サービス基盤「リップルコネクト」を使う。みずほFGが、「リップルコネクト」を基盤とする検証環境を導入し、東京-シンガポール間での自行内国際決済に適用、検証する見込みだ。将来的には、R3コンソーシアムに参加する他の金融機関との国際送金にも、適用範囲を拡充する