元交際相手のインターネット上のIDやパスワードを不正に保管したとして、警視庁は14日、東京都目黒区の無職の女(42)を不正アクセス禁止法違反(他人の識別符号の不正保管)容疑で書類送検した。「通販サイトで何を買っているか調べようと思った」と供述しているという。5月施行の改正法で他人のIDなどの不正保管が禁じられて以降、全国初の摘発という。 サイバー犯罪対策課によると、女は5月1日から6月26日までの間、以前交際していた都内の40代男性会社員になりすまして通販サイトにアクセスするため、IDやパスワードが書かれた会社員の手帳を不正に保管していた疑いがある。 昨年9月ごろ、都内の飲食店で2人で食事をした際に会社員の手帳を入手。その後12月に別れたという。