初めてアフリカ大陸で行われた大会の決勝は欧州同士の戦いで、どちらが勝っても初優勝という劇的な設定になった。 オランダの入りは堅い印象で、ファウルが多い。プレミアのハワード・ウェッブ主審は、最初は注意だが、次はカードを出すという厳格な審判だけにオランダのファウルの多さは気になる。 スペインは自分たちのペースではあるが、こちらも少々堅く、決定的なシーンは作れない。決勝という雰囲気が両チームに重くのしかかっているのかもしれない。 38分にオランダがコーナーキックでチャンスを作るが、マタイセンが空振り。39分、43分とスペインがFKを得るが、決まらない。 後半に入っても、オランダのフォウルは多い。56分にハイティンハに警告が出るが、これで計5枚目のイエローカードとなった。60分にナバスがペドロに代わって入る。攻撃にアクセントをつけるために、スペインがまず動いた。 この交代のタイミングにオランダが立