厚生労働省の薬事・食品衛生審議会分科会は24日、アルツハイマー型認知症の症状の進行を抑える治療薬で、第一三共(東京都)の「メマンチン」(商品名・メマリー)の製造販売を承認してもよいという意見をまとめた。早ければ来年1月末にも使えるようになるという。 これまで国内で承認されているアルツハイマー型認知症の治療薬は「アリセプト」しかなかった。メマリーはアリセプトとは違う働きをする薬で、関連学会から早期承認が求められていた。すでに海外68カ国で承認されている。 また、もう一つの治療薬であるヤンセンファーマ(東京都)の「ガランタミン」(商品名・レミニール)は、11月の審議会の部会で承認してもよいという意見がまとまっており、分科会で報告された。