ファシリテーション・テクニックを極める当研究所。現場で培ってきた数々のテクニックやノウハウの中から、即効性があるツールを紹介しています。第17回と第18回は、「ファンクショナリティ・マトリクス」です。上流工程における要求仕様の範囲や優先度における、“あいまいさ”を排除するための強力な実践的ツールです。今回は、ファンクショナリティ・マトリクスの作成手順を紹介します。 前回は、「ファンクショナリティ・マトリクス(FM)」とは何かを紹介しました。今回は、FMの作成のアプローチ(手順)を具体的に紹介します。 前回説明したとおり、システム機能の優先順位付けにおける評価の観点は次の三つです。 ・ビジネスベネフィット(BB:Business Benefit) ・技術的難易度(TC:Technical Complexly) ・組織受入態勢(OR:Organization Readiness) これらの三つ
![第18回 「ファンクショナリティ・マトリクス」~納得感のない優先順位は長続きしない~](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)