貧富の差は世界的問題である。貧困問題の解決を目標とするNGO「オックスファム」が19日発表したレポートによると、2014年、世界の上位1%の最富裕層が、世界全体の富の48%を所有していた。最富裕層のうち、上位80人の大富豪が所有する富の合計は1.9兆ドル(約223 兆円)に上り、これは世界の下位50%、35億人が所有する富にほぼ等しいという。 ◆富の格差は、ダボス会議でも主要な議題となる模様 このレポートは、「世界経済フォーラム」年次総会、通称「ダボス会議」が、21日よりスイス・ダボスで開かれるのに先立って発表された。ダボス会議では、世界を代表する政治家や実業家など約2500名が一堂に会し、世界の重要問題について討議を行う。昨年は安倍首相が出席し、基調講演を行った。 英ガーディアン紙によると、今年のダボス会議では共同議長が6人おり、その中の1人がオックスファム・インターナショナルのウィニー
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