アーティストによる先進的なUstreamの利用が広がりつつあります。先月行われた宇多田ヒカルの公演のUstreamによる無料配信は大きな話題になりましたが、海外100の国・地域を含む34万5千のユニークユーザー、最大で10万以上の同時アクセス、計104万のページ・ビューを集めたそうです(AV-WatchやIT Mediaの記事などを参照)。また、坂本龍一はあす9日に行われる韓国での公演をUstreamで配信することにしています(ナタリーの記事などを参照)。 一般人とは状況が大きく異なりますが、こうした有名人による「個人」をベースにしたライヴストリーミングの広まりは、テレビとネットの関係を中心にしたメディア環境の今後に大きな影響をもたらし得るものではないかという気がしています。今回はそんなテーマで感じたことを書いてみます。 音楽の動画を気軽に見る手段としては、YouTubeが今でも圧倒的な人