女性兵士性被害 4人に1人経験 Tweet 政治 2012年12月30日 10時33分(3分前に更新) 【平安名純代・米国特約記者】米退役軍人省がイラクやアフガニスタンなどの戦地に派遣された女性兵士約1100人を対象に実施した最新調査で、約4人に1人がレイプなどの性的暴行を受けた経験があると回答していることが分かった。性的嫌がらせを受けたと答えたのは半数に達している。米紙USAトゥデーが27日報じた。 調査結果によると、加害者の大半は同じ部隊に所属する米兵で、そのうち47%が加害者は上官と答えている。 退役軍人省のストリート調査委員長は、「調査結果は、兵士らが戦闘地で極度の緊張状態にあることを示している」と指摘した。 米国防総省によると、アフガニスタンで兵役した女性兵士数は、今年2月で約2万人。同省がまとめた2011年度の報告書では、戦闘地での性的暴行の届け出件数は115件となっている。