タイムスの記事は、セクハラでないなら、いったいなぜ懲戒の対象となったのか、問いただす姿勢の欠片もない。新報にいたっては、別件と混ぜて報道し、結果的にセクハラ問題について重要視しないという水面下のメッセージとなる効果を持つ。 「教授を諭旨解雇/女性問題で」『沖縄タイムス』2010年4月1日(社会面36)。 琉球大学(岩政輝男学長)は31日、指導をしていた大学院生の女性と不適切な関係を持ったとして、法文学部の男性教授=60代=を30日付けで諭旨解雇処分とし、教授の辞職願を31日付けで受理したと発表した。 女性がセクハラを主張して教授を提訴した訴訟では、1審がセクハラを認めず女性が敗訴。2審ではセクハラに言及しない形で教授と和解していた。 琉球大学は処分にあたり、裁判記録を検討した上で「セクハラの認定は見送った」としている。 「琉球大学教職員2人処分 架空・水増し請求などで」『琉球新報』2010