カバマダラの幼虫が食べる草の好みを調べる濱川陽さん(左)と妹の美波ちゃん。ベランダには植木鉢がいっぱい=宜野湾市の自宅 「柔らかくて、ぷねぷねしていて気持ちいい」。指、手の平、腕とカバマダラの幼虫を這わせて笑顔満点、すっかり゛虫愛ずる姫゛だ。毎朝学校に行く前にベランダの゛親友゛たちの様子を観察し「大きくなった。測ったら4センチだった」「さなぎになった」と発見や驚きを絵日記に記録している。 研究のきっかけは妹・濱川美波ちゃん(五つ)の一言だ。通っている幼稚園のトウワタにカバマダラの幼虫が群がっているのを見て「トウワタが大好きなんだね。ほかの草は食べないのかな」。確かめてみようと飼育を始めた。 ベランダのプランターには、カバマダラの食草であるトウワタのほか、ホウライカガミや百日草、サツマイモなど数種類を植えた。10本ほどのトウワタは、食欲旺盛な幼虫たちに食べられて丸裸。茎の表皮や細い茎まで食べ