「電子マネー元年」といわれた2007年から2年が経過した。当時、セブン-イレブン・ジャパンのnanaco(ナナコ)やイオンのWAON(ワオン)、関東私鉄連合のPASMO(パスモ)など、電子マネーの新規参入が相次いだ。それから2年間、一貫して、電子マネーの加盟店や利用者は増加した。 電子マネーEdy(エディ)を運営するビットワレット(東京都品川区)は2001年に参入した業界のパイオニアだが、創業以来赤字が続いている。同社はほかの電子マネー事業者のように公共交通機関や小売店舗を自ら持たないため、Edyの加盟店開拓に苦心してきた。 しかし、2009年秋までに日本マクドナルドやセブン-イレブン全店でEdyが使えるようになる。加盟店獲得が一段落し、同社の事業は大きく前進する。ビットワレットの眞鍋マリオ代表取締役社長(写真1)に、現状と今後の戦略について聞いた。(聞き手は、清嶋 直樹=日経情報ストラテ
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