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  • 数学科の大学院に進むとはどういうことか? - Willyの脳内日記

    大半の人から数学は無味乾燥なものだと思われている。 いったい数学科の大学院まで行く人は何をやっているのだろうか。 英語掲示板に「これ以上ない!」 というくらい上手い解説を見つけたので紹介しよう。 (ちなみに原文はこちら) ---- 質問: 数学科の大学院生は毎日何をして過ごしてるの? ただ単に机の前に座って考えているだけ? -- ヤーシャ=バーチェンココーガン, MIT 大学院生 回答: たいていの場合、数学の大学院に行くっていうことは、 や論文をたくさん読んで何がどうなってるのか理解することだ。 難しいのは、数学を読むっていうのは、 ミステリー小説を読むのとは違うし、 歴史を読んだり、ニューヨークタイムズの論説を読むのとも、 違うって言うことなんだ。 一番の問題は、君が数学の最前線にたどり着くまでの間、 概念を説明する言葉さえほとんど存在していないっていうことだ。 例えて言え

  • 確率と統計、数学と科学 - Willyの脳内日記

    WS大では4月の終わりに高校生を対象にした講演会があって、 S教授、K教授、それに私の3人が30~40分ずつ 統計のコースを履修している11年生、12年生(高校2、3年生)の前で話をした。 私は自分が高校生の頃を思い出して 「統計学に興味を持った理由」を話して学生の興味を惹きつつ、 「統計学でウソをつく法」という有名なからタイトルをもらって 最近の雑誌記事を元に統計でどういうトリックが使われているか、 という話をした。 それに対してK教授はもう少しアカデミックに、 確率論と統計学の違いについて説明した。彼の答えは 「統計学はギャンブラーのためのもので、 確率論はカジノの設計者のためのものだ」 という簡潔なものであった。 これはなかなか上手い説明だと思う。 すなわち、統計学とは、真実が分からない中で 利用可能な情報からどうそれを解明するかを研究する学問で、 確率論とは所与の数学構造の系とし

  • アメリカで数学を教えるということ - Willyの脳内日記

    数学はユニバーサルな分野であることは疑いがないが、 日の高校レベル、あるいはアメリカの学部中級レベルくらいまでは、 学生が期待する教え方は大きく異なるように思う。 1.アメリカでは簡潔な説明、日では詳しい説明 アメリカ人の学生は簡潔な説明を好み、 日の学生は詳しい説明を好む。 はじめにおかしいなと思ったのは米国W大M校の 大学院に入ったときのTAの研修の時だ。 現役のアメリカ人のTAが出てきて例題を一題解説した。 解説がギャップだらけでとてもじゃないが聞いてられない。 板書も汚い。しかし、教授陣の評価は上々である。 翌日、今度は自分が模擬授業をさせられた。 詳細な説明や板書で臨んだところ、 「回りくどいので簡潔に。 細かい話は必要なら後からすれば良い。」 と言われてしまった。 2.アメリカの教科書は冗長、日の教科書は簡潔 アメリカの学部入門向け教科書は異常に冗長だ。 余計なことがだ

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