トランプは“今後30年の米国のあり方”を方向づけた 〈トランプは下品で馬鹿げた人物であり、私自身も人として、とても許容できません。しかし、今回再選できなかったとはいえ、過去4年間にすでになされたトランプ政権による“政策転換”が、おそらく“今後30年の米国のあり方”を方向づけることになる。「保護主義」「孤立主義」「中国との対峙」「ヨーロッパからの離脱」というトランプが敷いた路線は、今後の米国にとって無視し得ないもの。その意味で“トランプは歴史的な大統領”である、と見ているわけです〉 つまり、1980年代初めに登場したレーガン(およびサッチャー)による政策転換(「新自由主義」)が、その後の30~40年間(1世代)の米国(および世界)を方向づけたように、「保護主義」「孤立主義」「中国との対峙」「ヨーロッパからの離脱」といった“トランプの政策”こそが“今後30年(1世代)の米国のあり方”を方向づけ