慢性的な経済危機に苦しむ社会主義国のキューバは、経済改革の一環として、外国の通貨と交換できるかどうかで2種類に分かれている通貨ペソを統一する方針を明らかにしました。 これは22日のキューバ共産党の機関誌が政府と党の方針として伝えたものです。 キューバでは、通貨ペソの安定を図るため19年前から外貨との交換が可能な「だ換ペソ」と、交換できない「キューバペソ」の2種類が流通していて、だ換ペソは主に観光分野や貿易で使われています。 家電製品や一部の食材などは、だ換ペソでしか買えないことがほとんどで、交換レートは1だ換ペソに対しておよそ25キューバペソとなっています。 また、だ換ペソは観光分野で働く人たちが入手しやすいため、職種による格差につながるとして、市民の間で不満が高まっていることもあり、政府は、2つの通貨を統一する方針を決めました。 まずは、企業間の決済で、通貨を統一するとしていますが、詳し