神奈川大学の学生が、世界遺産に登録されているドイツのケルン大聖堂に落書きし、大学側が謝罪していたことが分かりました。 その後、その学生が落書きをした壁の写真をツイッターに載せたことから、引率していた教員などが気づいたということです。大学側は事態を重くみて、先月7日、副学長がケルン大聖堂を訪れ、落書きした学生2人と共に直接、謝罪したということです。そのうえで、大学側は「落書きを消す作業を行いたい」と申し出ましたが、ケルン大聖堂からは「その必要はない」と断られたということです。 落書きした学生は、大学に対して「落書きをしてしまい、申し訳ございません」と話しているということで、大学は、学生の処分を検討しています。 神奈川大学の兼子良夫学長は「ケルン大聖堂を愛し、尊敬してきたドイツ国民や世界の皆様に、心からおわび申し上げます」とコメントしています。