大阪市北区天満のマンション一室で24日、母子2人の遺体が見つかった事件で、母親の井上充代さん(28)には昨年末まで最大で月約30万円の収入があったことが捜査関係者への取材でわかった。別居中の夫とも連絡を取り、経済援助を受けていたという。遺体発見から31日で1週間。当初は周囲から孤立し、困窮していたとみられたが、具体的な生活状況が明らかになりつつあり、大阪府警は2人が死に至った経緯をさらに詳しく調べる。 府警によると、充代さんは昨年10月、夫と住んでいた大阪府守口市の家から、息子の瑠海(るい)君(3)と現在のマンションに転居した。 捜査関係者によると、充代さんはこの頃、大阪・北新地の飲食店で働き始めた。しかし、昨年末頃から無断欠勤し、今年1月末に支給される前月分の給料も受け取りに来なかったという。 一方で、充代さんは1月頃にも実母に「お金がない」と電話で訴えていた。周囲には「夫婦関係がうまく
患者の虫垂炎の症状を見逃して死亡させたとして業務上過失致死容疑で書類送検され、大阪地検が不起訴(嫌疑不十分)とした40歳代の男性医師について、大阪第3検察審査会が「漫然と診察し、血液検査など最低限の検査を怠った」として、不起訴不当を議決したことがわかった。 10月26日付の議決などによると、医師は2006年11月、大阪府内の病院で当時43歳の男性患者を診察。風邪と診断したが、患者は翌日死亡した。解剖の結果、死因は虫垂炎による敗血症ショックで、診察時にすでに虫垂炎を発症していたとみられることがわかった。 遺族は「診察時に腹痛を申告していた」と主張したが、地検は今年7月、カルテに腹痛の記載がないなどとして不起訴にし、遺族が同審査会に申し立てていた。
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