1月30日の朝日新聞「私の視点」に臨床心理士の西脇喜恵子氏が「被害者参加制度・偏った被害者像を超えて」という意見を載せていて、それに対してちょっと物申したいと思ったのだが、 面倒なことに、「私の視点」は朝日のHP上には掲載されていなくて、リンクも張れないし、引用するのにいちいち打ち込まなければならないのだった。 この意見は「法的な議論は別にして、臨床心理士の立場から被害者支援に協力してきた」者からの意見と前置きされているし、法律家の立場について理解がされていないのは当然というか、仕方がないとは思うので、非難をするつもりはない。 ただ、法律家であればするであろう、2,3の誤解を指摘したいと思う。 ある被害者が証言台に立ったとき、それに付き添った彼女は「公正な証言を妨げる」との弁護人の異議を受けた裁判官に「うなずきながら話を聞くのを止めるように」という注意を受ける。 この注意につき、彼女は 従