2009年の新卒採用戦線は終盤に向かっている。5月に入り、各社採用活動は内定出しのピークを過ぎた様子である。新聞などでも、約7割以上の会社が4月中には内定出しまでを終了したと報じている。 今年も売り手市場は基本的に継続だった。リクルートワークス研究所が4月22日に発表した「第25回ワークス大卒求人倍率調査(2009年卒)」によると、来春2009年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とする、全国の民間企業の求人総数は昨年よりも1.5万人増加した94.8万人となり、過去最高となった。求人倍率も2.14倍。もちろん、特定の学生に内定が、特定の企業に応募が集中する傾向は今年も顕著である。 そんな中、「内定を通知したら豹変する学生」がここ数年よく見受けられる。面接時には「御社が第一志望です!」と言っていた割に、内定を通知した瞬間「ちょっと待ってください、実は他社が…」「第一志望ではなく、第一志望