■ 超映画批評: 『ミスト』90点作品の解釈については人それぞれだから、そのことにどうこう言う気はない。しかし…。神からみれば人間などとるに足らぬ存在であり、マザー・テレサのような善人だろうが連続猟奇殺人犯だろうが米粒のごときものでほとんど差異はない。まあ、これはいい。どんな宗教であれ、だいたい「神様」ってのは凄く偉いもんだ。こうしたキリスト教(一神教)の、一見冷酷に見える考え方は、とくに私たち日本人にとっては衝撃以外のなにものでもないだろう。この人が「キリスト教(一神教)」と言っているのは、いわゆるアブラハムの宗教のことなのだろうが…。この人の頭の中では「一神教=キリスト教、おしまい」なのかな?しかし、そのキリスト教の発想こそが、民主的な司法制度、とくに懲役というシステムを発明したのだから、一概に感情的に否定は出来ない。あれ?? 違うなあ。この人の頭の中は「一神教=キリスト教=民主制」な