韓国において公に日本文化が開放されるようになったのは1998年のことでした。これ以降、出版物や各種映像作品などが段階的に開放されていく事になるのですが、それはあくまで公の話です。実際のところ日韓両国が地理的に接近している事もあり、水面下ではそれ以前から日本文化の韓国流入が進んでいました。 その傾向はアニメの分野においても同様です。もっとも日本アニメの韓国流入は、盗作という形でも進行していました。通常ルートで日本のアニメ作品が韓国へ入ることがなく、従って視聴者にばれないのをいいことに、日本作品の似非が韓国のアニメ界に浸透していきます。ロボットアニメの金字塔といわれるガンダムも、盗用の被害にさらされた作品のひとつでした。そしてこうした風潮は、日本のアニメオタクにも広く知られたものでした。そんな中、嘘かまことか、マニアの間で奇妙なうわさがささやかれるようになりました。 公式には存在しないこと