ちょっと環境ネタが続いて恐縮なのですが、かなり引っかかることがあったので(長文注意)。この間触れたIPCC第4次評価報告書第一作業部会報告をめぐる報道振りの一部について池田信夫先生が「偽造」であると糾弾されていますー地球温暖化のメディアバイアス(2/2)、地球環境危機はこうして偽造される(2/5)。どうやら日本では最大値のみ掲げる報道があったようです。一番ひどいのは「今後100年間で気温6.4度上昇との予測」という見出しを掲げたTBSだ: 報告書は未来のシナリオについて、このままの経済成長を続けた場合や 省エネや環境保護が進んだ場合などいくつか用意されたのですが、最悪の 場合でこれからの100年で6.4度もの平均気温の上昇が考えられると いう数字が示されました。 まず基本的なことだが、IPCCの予測は1980-99年の平均気温を基準にして2090-99年の平均気温を予測するもので、「これか